書くことが思考のためのツール

2018年9月29日書くということ

僕はこうして文章を書く時に、事前に何かを考えて「よしっ、これを書こう!」と思って書いているわけではありません。

考えてから書き始めるのではなく、書きながら考えています。

むしろ、書くこと自体が考えるために必要なことなんです。

書くことが思考のためのツールだということです。

いかに思考ダダ漏れ状態で書けるか

書きながら考え、そのまま書く。

というのは、どれだけ思考のブロックを外せるかが大事になると思っていて。

僕の場合は、一旦腰を落ち着けて考えてしまうと、自由に書くことができなくなってしまいます。

むしろ、腰を落ち着けることはせず、ふわふわと思考を飛ばせた状態で、その時に思ったことを文章にしていくほうがいい。

いま感じていること、考えていることを言葉にして、そのままリアルタイムで書いているという感覚です。

いかに思考ダダ漏れ状態で書けるかということです。

僕の場合は、硬い文章を書くというよりはむしろ、口語調の文章で書いています。

そのほうが、読んでくれる人が読みやすいからです。

口に出してみてしっくりくるような言葉で書いている。

それがいわゆる「文体」なのですが、目の前のひとりに話しかけるような文体で書くことによってリズムが生まれます。

そのリズムが、読む人を前に推し進めてくれる。

話しながら思考を整理していく

こうしてブログを書くだけではなく、ノートに書くときもそうです。

僕はメモ魔なので、常に何かを書いています。

考えるという作業は、書くこととセットなのです。

それこそ書くことが思考のためのツールだからです。

そのクセがあると、とりあえず何かを書き始めることで思考が整理されていくので、何かを考えるときは楽です。

僕の上司は話しながら思考し、内容をまとめていくことがすごくうまい。

典型的なEタイプです。

最初「ほんとかよ」と思いましたが、ずっと一緒にやっていると、その感覚が移ってきました。

それまでの僕は、いったん自分で書くなりして、自分の内側に入らないと思考ができないタイプでした。

本当はそういうタイプではなくて、ただそれ以外に考え方を知らなかっただけなのですが。

上司と一緒に仕事をするようになって、誰かと話をしながら考えるということが、少しずつできるようになりました。

就職活動の面接において、瞬発力を見られるような選考でも関係なかったのは、そのトレーニングがあったからです。

僕の受けた面接では、目の前の面接官とその場で即興でビジネスモデルを作って話してフィードバックが返ってきてそれを修正してまた打ち返して、みたいな選考がありました。

会話をしながら修正をしていく力というのは、すごく大事な要素です。

ありがとう。