ブログを書くという回想のたのしみ。

2019年1月5日書くということ

ブログを書くことのいいところは、忘れてしまっていたことを次々と思い出すことができることです。

あるひとつのことについて書いていると、それがきっかけとなって、今まで自分の中に眠っていた別のエピソードが有機的に、つまりは芋づる式に繋がって出てきます。

そうやって色々なことを回想していくことで、また別のブログの記事ができて、というふうに、書いているうちにどんどん別の書きたいことが溢れてくる。

それがブログを書いていて楽しいところです。

「書く」という、ある程度まとまった時間を日々の中で取らなければ、日々の出来事は流れて忘れ去られていきます。

特に昔あったことも、その時の感情も、思い出すことがないまま自分の中に仕舞い込まれて、上からまた別の日々が積み重ねられていきます。

ブログを書くことによって、そのときのリアルな感情とか、匂いとか、情景とか、忘れ去られていってしまうようなことがあって、それらをひとつひとつ丁寧に言葉にしていくこと。

そうしているうちに「ああ、こんなこともあったな」とか「自分の心はこのとき、そんなことを考えていたな」とか、そういったひとつひとつのリアルが目の前に蘇って来るんです。

誰かと会って話をしていたこともそう。

書いているうちに、そのときの会話が鮮明に蘇って来て、さらに言えばそのときだけじゃあなくて、いろんな人との、いろんな会話が蘇って来るんです。

そうやって、自分の中の自分と相手とで、会話のキャッチボールをする。

それをリアルな僕が言葉にして、文章に書き綴っていく。

そうこうしているうちに、どんどん話が膨らんでいって、あれ、この話ってこのときだっけ?というようなことも起こるのだけれど、それがまた楽しかったりするわけです。

書くときに意識しているのは、その勢いと、リアルさをできるだけ失わないようにしながら、一気に書いていくこと。

そうじゃないと、いくら上手くて読みやすい文章になっても、そもそも読むのがつまらない、書いていても面白くない、ということになってしまうから。

ブログとして日々を書くことは、ただの出来事の記録として残しているわけではない。

それは感情の記憶であり、そこにあるのはあくまでも生々しいリアルなんですね。

だからこそ書いている方も、書いているうちに何が書かれるかという楽しみがあるし(僕はそうです)、読んでいる方にもその勢いみたいなもの、リアルなものが伝わって、読んでくれているのではないかと思っています。

いつも、ありがとう。