「文科省の機密情報のメール誤送信」の対策について、ふと。
『文科省で機密情報のメール誤送信』という話題がありました。ふと、気になったので。
個人情報に関することが気になるようになってきたということは、人材業界に就職する「らしさ」なのか。どうなのか。
ということはさておき。
人事配置に関する機密情報を、人事課の職員が省内の全職員に対してメール送信してしまったとのこと。
「なんで?」と思いますが、もっと不思議だったのは、この問題に対する解決策へのコメント。
「再発防止策として、今後はどうされますか?」という問いに対して、
人事情報などの秘密保持を要する情報は、メールを使わないようにして紙や口頭でのやり取りに切り替えます。
とコメントしたんですね。文科省が、ですよ。「なぜ?」という感じですが。
そもそもこれは対策になっていない。
メールで誤送信をする可能性があるから紙媒体で、というのは同じことです。同じように漏洩する可能性があるわけで。
そもそも機密情報を紙に落とし込んでコピーして、というのはありえないことだと思うのですが、それは常識ではないのでしょうか。
そもそも今回の場合、資料をメールに添付して送る際に、宛先を間違えたということです。
なぜ資料を、特に機密資料を送る際にパスワードを設定しないのかわかりませんが、それって企業では当たり前ですよね。
例えば、パスワードをかけて、それを解錠するパスをまた別のメールで送るのが普通だとすれば、今回の場合はパスワードは送らなければいいわけです。見れる人しかパスワードを知らない、という仕組みにすればいいのでは、と思うのですが。
あるいは、システムによってアクセス権限を付与すればいいわけで。
というのは、素人的な考えなのでしょうか。うん。
メールから紙媒体にするのが時代遅れだとかいう議論ではなくて、そもそも問題の解決策あるいは防止策としての議論がなされていない、ということが気になってしまったので。