相対性理論というのは、時間の感じ方のこと 〜月曜日の朝が待ち遠しい人生を送ろう〜

2019年1月6日思うこと

大学の物理で習う「相対性理論」というものがあります。

いちおう、名前くらいは聞いたことがある、という方も多いのでは。

どういうものかというと、要するに時空は伸び縮みしますよ、というものです。

僕らの世界でいうと、時間も伸びたり、縮んだりしますよ、ということ。

例えば、すごい速さで走ったとして、それがどんどん速くなって光の速さに近くなったとすると、光速に近い高速で走っている人の時間は、ゆっくり動いている僕らの時間よりも、遅く流れるんですね。

これがいわゆる「ウラシマ効果」というもの。

仮にあなたが、光速に近いすごい速さで1年間の宇宙旅行旅に出て、1年後に地球に戻ってきたとすると、あなたは1年歳をとるだけですが、地球ではもう何十年も経っていて、それこそリアルな浦島太郎状態になります。

大学では実際に数式を使ってこういうことを習います。

僕らの住んでいるリアルな世界でも、すべてにおいてこのような相対性効果が効いていて、人によって流れる時間が異なっているのですが、僕らの世界は動いている速さが小さいので、ほとんど誤差ですよ、という議論になります。

この話を理解しやすいために、実感値のある話をすると、恋愛です。

好きな人と1日一緒にいたとすると、その1日はものすごい早さで過ぎ去っていきます。

一方で、嫌いな人と1時間一緒にいた時は、その1時間はすごく長く感じて、今か今かと時計をちらちら見たりして、時間の流れはすごく遅く感じられます。

要するに、そういうことなんです。

月曜日の朝が待ち遠しい人生を送ろう

翻って。

あなたが今、時間を忘れるほど熱中できるものはありますか、ということです。

もしあなたが大学生ならば、面白い講義は、90分があっという間のはずです。終わったときは、体が妙に熱くなっていて、もっと話を聴きたかった、と思えるはず。

あるいは、僕が図書館に住んでいた頃、朝図書館で本を読み始めて、途中お昼ご飯は食べるけれど、それ以外はずっと本を読んだり書いたりしていて、気がつけば22時の閉館の時間になっていた、という経験があって、その勉強の仕方が今の僕の大きなベースになっています。

そんな経験をいま、どれだけしていますか、ということ。

時間がいくらあっても足りない、もっともっと、という経験をした数だけ、大きく成長していくのだと僕は思います。

「幸せな人生とは、月曜日の朝が待ち遠しい人生」

これは僕の師匠の千田琢哉さんの言葉ですが、それが好きなことをして生きる、ということなんだと。

僕は来年、就職をしますが、週末に「ああ、また明日から月曜日が始まる。嫌だな」と思うような大人にはなりたくない。

もちろん、20代の間は、大変なことも多いと思います。否、ほとんどが大変なことのはず。

それでも、また明日から仕事ができる、ということを楽しみに思う大人でありたい。

と僕は思っています。

そんな時間の感じ方をできる人生を、僕は送りたい。

今僕の人生は、確実にその人生を歩んでいると、実感しています。

ありがとう。