自己分析で行き詰まったら、自分ではなく周りを振り返る。
ここまで何度も繰り返し、「自己分析」の大切さについて述べてきました。
自分の軸をより具体的にしていくために、自分自身の過去を振り返って、言語化できるようにと。
自己分析をしていて、行き詰まった人へアドバイス。
自分を振り返るのではなく、自分の周囲を振り返ろう。
人は、結局同じような価値観を持った人、同じような感性の人、言葉はあれですが、同じようなレベルの人同士で集うようにできています。
例えば、学生時代に新しいクラスになったとき、最初に仲良くなるのは、たまたま近くに座った人とか、教室の前でばったり会ったとか、そういったきっかけでつながった人のはずです。
でも、不思議なことに、1ヶ月もすると、最初に仲良くなった人とずっと友達でいるかというと、そんなことはないはず。
そして、数ヶ月後には、全く違う人と友人になっているはず。
これは僕自身も経験してきたことだし、きっとあなたにも経験があるはず。
これが例えば中学、高校の合わせて6年間という期間、あるいは大学時代の4年間という時間となると、必ず、あなたが行き着くべきところの行き着いているはずです。
だからこそ、自分自身ではなく、自分の周りを振り返ることに、自己分析の価値がある。
あなたが今まで、どんな人と出会って、どんな人と時間を過ごしてきたのか。
それが、今のあなたを作っています。
一つ、とても興味深い話をします。
あなたがいま、もっとも親しくしている人の顔を5人、浮かべてみてください。
あなたの将来の年収は、その人の5人の平均値に落ち着きます。
という話。
これに、ぞっとした人は、僕と同じです。
僕がこの話に出会ったのは、確か10代後半の頃で、根拠はなかったけれど、スッと自分の中に入ってきた。
そしてそれは、大学に入っても感覚的にずっと僕の中に残っているものでした。
今でこそ多少は丸くなっていますが、僕は以前はもっと尖っていて、何者にもなれない自分自身と、何者かでありたい自分自身との葛藤に揺れたまま、ずっと孤独を貫いていました。
高校時代から大学の3年間くらいまでは、ずっとそうだった。
周りに支えらていることは実感していて、出会いに感謝をしていたことももちろん本当です。
でも一方で、日々の中で誰かとつるむということを絶対にしなかったのは、自分はこんなことをしている場合じゃないんだ。自分はもっとやるべきことがあるんだ。そんな風に自分自身のことを思っていて、そんな葛藤の中で悶々とした日々を過ごしていました。それが僕の高校時代からの数年間。
そんな僕も、ひとつの場所との出会いで、なんだろう、心のトゲが一つなくなって、すごく自然体の自分で生きられるようになりました。
そんな出会いがなかったならば、僕はまだまだ、孤独な旅をしていたような気がします。
いつも、あなたに支えられています。
ありがとう。
<追伸>
僕もまだまだ、行きます。
いつかこの場所に帰ってこれるように。