叱られたら、ありがとうございます。
僕がいまやっているインターンシップは、一つの新規事業の立ち上げです。
大学生と企業との場作りを行っていくという事業を、立ち上げるところから関わらせてもらっていて、それはすごく貴重な経験。
でも、新規事業のところには、会社として多くの人員を割くことは、当然できません。
それはそう。それはリスクでもあり、かつ固定費でもある。
会社全体として売り上げが10億とか20億とか、そのレベルであったとして、東京本社とは別の拠点に5人も10人も社員を送ることはできない。
人件費が、最もかかる費用だからです。
という理由に加え、大学生の中でも就活生向けのイベントを設計していく、という内容柄、僕ら大学生のインターンシップがひとつ重要になってくるわけです。
インターンシップというしか呼びようがないからインターンシップという肩書きですが、仕事です。
もちろん、会社に対して決裁権はないけれども、一緒に事業を推進していくという意識レベルでいうと、仕事だと僕は思っています。
そういう意識で仕事をしていくと、自分の上司から振られる業務をこなしていくだけではなくて、自分からどんどん仕事の仕方を取りに行く。学びに行くようになります。
実は、これが僕らの立場で最も価値のある部分。
大学生という枠組みの中で、実際のビジネスに近い温度感の部分に触れることができ、かつ仕事の仕方とスタンスを、学ばせてもらうことができる。
本当は、授業料を払ってでも学ぶべきことを、会社から給料をもらいながら学ばせてもらうわけです。
これほどおいしい話はない。
自分からそのスタンスで上司にやり取りを仕掛けていくので、当然、チームの誰よりも注意をもらうし、同時にフィードバックももらえる。
まだまだ全然未熟な部分に対して、叱ってもらえるんですね。
そこで「なんだ、こんなに頑張っているのに」とムッとする、というスタンスではなくて、「叱ってもらえて、ありがたい」という心意気で臨むことができるようになると、ものすごく成長する。
こいつは見込みがある、と思ってもらえて、どんどん叱ってもらえるから、どんどん成長することができるんです。
お客様から叱ってもらえるようになったら、2倍成長できる
僕は同時に就活生という立場でしたから、就活生としても伸ばしてもらえるし、社会人一年生としても伸ばしてもらえる。
それも、自分の上司からではなくて、お客様である外の企業の人事の方からも、たくさんフィードバックをもらえて、叱ってもらえるようになってきます。
それだけ、真剣に仕事に向き合っているから。
僕らインターンシップの学生チームの中で、僕ほどに外の方から叱られている人はいません。
しょっちゅう電話やFacebookのメッセージが来るし、毎回何かしらで怒られるし、でもその根底には愛があるから、すごくありがたい機会で。
これは、企業人になっても同じことだと僕は思っています。
自分の所属する組織の上司や仲間から叱られるようになるのが、第一段階。
次に、得意先から叱られるようになると、若手としてはもう1段階上のフェーズだと思っています。
叱られることに感謝し続けられる人でありたいですね。