「新年の抱負」なんてやめてしまえ

日々徒然

特に「2020年を振り返ろう」というものでもありませんが、ラストデイを迎えた今日、思いつくがままにパソコンに向かっています。

よく、「今年の振り返り」や「新年の抱負」というものをしがちですが、僕はあまり意味が薄いかなと思っているタチです。
小学生の頃から学校で「新年の抱負」とやらを書かされて、「こんなことをしても意味がないのにな」と思っていたことを思い出します。

日本中で「今年の抱負」が立てられますが、それらの抱負の99%は叶えられることがないままに新たな1年がまた終わっていくのです。

今この文章を書いていて「ルサンチマン」という言葉を思い出したので(気になる人は「ニーチェ ルサンチマン」と調べてみて下さい)、年末年始に時間が出来た人は是非、『ツァラトゥストラはかく語りき』という本を読んでみて下さい。

人生とはなにか、善く生きるとはなにか、を考えるのには最高の教科書です。

マンガ版はKindleで660円で読めるのでおすすめ。
マンガ版を読んでみて、いいなと思ったら、ぜひ翻訳版を手にとって見て下さい。

結局「今、ここ」を積み重ねられる人が強い

この年末に、僕の大学でクラスメイトだった人とご飯にいきました。
卒業以来なので4年近くぶりの再会でしたが、久々感はまったくなく、「よ、久しぶり』という感じで話すことが出来た。

彼は僕のブログに時々書いていますが、大学時代の4年間をハンドボールに捧げた天才の彼です。
淡々と、人生の優先順位で「いま一番大切なこと」だけに絞ってやり続けられるスタンスが彼の才能。本当に俗世に興味がなく、自分自身が大切だと思ったことを、自分自身が納得の行くまでやり通すという凄さを持っています。

彼は就職後、SE(システムエンジニア)として、それなりのSI企業にぶっちぎりのトップ合格を果たし、エンジニアとしてのキャリアを積み上げています。
2年経って転職をして、スキルと経験に磨きをかけているようですが、人生に対するスタンスが変わっていなくてなんだか一安心。

と同時に、こうして「昨日より今日、今日より明日」1つでも積み上げていくという圧倒的なスタンスと、人生の優先順位の一位のことに没頭できる強さを持っている。それはもう才能でしかない。

結局「今、ここ」を積み上げられる人間が何よりも強いのだと思うのです。

冒頭に書いた「新年の抱負」もよいのですが、それよりも日々「昨日より今日、今日より明日」というスタンスで、1ミリでも自分自身を変化させ続けられる人のほうが、気づけば何倍も遠くに行くことができる。

別に無理やり意識の高い話をするのでもなく、1日1つの気付きや学びを積み上げていこうよ。
心の声をちゃんと聞いて、第二志望で満足したふりをしないで、人生の第一志望に向き合おうよ、ということ。ただそれだけです。

ニーチェのツァラトゥストラに出てくる「超人』というのはそういうことなのだと思うのです。

そんなことをつらつらと考えている2020年ラストデイ。
今年もブログを読んでくださって、ありがとう。