初めての韓国(滞在編)
初めての韓国旅行の振り返り日記。
第一弾の「渡航前編」、第二弾の「入国編」に次いで、第三弾は「滞在編」。
ということで、無事に韓国へ入国し、宿泊先のホテルに到着した初日の朝から、滞在編を書いてみようと思う。
*
朝の9時くらいにホテルに荷物を預け、そこから朝ごはんを食べに。
近くの街の定食屋さんみたいなところが初めての韓国ご飯。
今回の韓国滞在で知った、韓国の食文化の気づき。
・食事は異常に辛い。辛いご飯が苦手な僕は、8割食べれない
・日本でいう「辛いご飯は美味しい」というレベルよりも三段階くらい辛い
・どのご飯屋さんでもキムチが数種類出てくる。頑張ってようやく食べたらお代わりが出てくる。キムチの無限ループ
・食事は必ず鉄のお箸。テーブルのサイド(横の方)に入ってる
・お箸だけじゃなくお皿も鉄製のものが多い
・外食は複数名でするのが基本。一人ご飯はほとんどいない
・「ご馳走様でした」は韓国語で「チャル モゴッスムニダ」
ご飯は色々食べたのだけど、冷麺はキムチを抜くと味がしない。
(日本の冷麺は出汁が効いているけど、韓国の冷麺はキムチが味の9割)
チェックインの時間まで岩盤浴しながら仕事
今回の韓国は仕事とワーケーションが目的。(一応。。。ね)
韓国と日本は時差がないし(全く同じ時刻らしい!)、ネット環境も整っているため、東京にいるときと変わらず仕事ができる。
初日のホテルで受付と荷物の預けはしたものの、チェックインで部屋に入れるまで5〜6時間あって、朝ごはんを食べた後は歩いていける岩盤浴に向かう。(深夜の移動だったので少し眠れる場所、かつ静かに仕事ができる場所ということで岩盤浴へ)
初めての街というのはいつも、街を歩くのが楽しい。
鐘路3街駅を通過して岩盤浴へ向かう。ホテルの最寄りは「鐘路5街(チョンノオガ)」という駅。なるほどなるほど。
岩盤浴に向かう道中、ふとした景色をたくさん写真に撮る。こういうゆっくりとした時間は楽しい。向かうのは仁寺洞(インサンドン)というエリアの汗蒸幕。
中の様子が綺麗にわかる写真は撮り忘れたのだけど、調べたら出てきた。こんな感じ!
ここで数時間、少し昼寝を挟みながら仕事の連絡を返したり、ゆったりお風呂に浸かったりして過ごす。
ディープなソウルを感じる市場
そろそろホテルのチェックインの時間も近づいてきたこともあり、サウナを出てきた道を歩いて引き返す。
その道中、駅の近くの「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」へ立ち寄ってみる。
そう、朝に来た時はまだ開いていなかった市場へ寄ってみようということ。
市場はかなり多くの人で賑わっていて、グローバルの中にもディープな韓国が感じられて、すごく興味深い。
あと市内の広告はイケメン率が高い
ソウル市内とはいえ、こういうディープな場所もあるんだとかなり刺激的。面白い!いかにも「海外にいる!」という感じがして楽しい。
初めての韓国、初めてのソウル市内を散策してみて思ったこと。
・道路が広く、右車線。車の往来はかなり多い(そして何度も書くけれど運転は荒い)
・道路が少し凸凹している。街の道路の補正は、日本が綺麗すぎる
・路上でタバコを吸っている人がたくさんいる
・吸ったタバコは道端にポイしていくので、タバコの吸い殻の山ができる
・スタバは健在。見かけるとホッとする。スタバで仕事をしたりもしたけど日本とメニューは同じ
・高層ビル街はあまり多くない印象。東京の都心と比べて空が広い
街を歩くたびに刺激と発見があって、海外にいるんだという醍醐味を感じつつ。
ホテルでワーケーション
今回は5日ほど滞在していたわけだけど、その大半は仕事。
ホテルのネット環境は素晴らしいので、何不自由なく東京と変わらずWebや仕事の打ち合わせ。
合間にご飯を食べに行ったり、街を少し散策したりもしたけれど、日中はほとんど仕事。最終日にプチ観光に回ったけどそれはまた後ほど。
東京と同じように仕事をしているんなら、海外にいる必要があるのか?という話だけど、むしろ逆で、海外にいながらも普段通り仕事ができる環境だからこそ、いろんな刺激を感じながらいろんな思想が膨らんでいく。
ホテルの部屋は当然一人で、日中はほぼ部屋に引き篭もりながら仕事をする。
朝起きて近くを散歩して、コンビニに行ってホットコーヒーとプロテインのパックを買ってホテルに戻る。
コーヒーとプロテインを飲みながら仕事と打ち合わせをして、お昼ご飯に行ったり行かなかったり。
夜は基本的に外食に行くわけだけど、東京にいると2日に1回は会食に行くわけで、むしろ海外旅行中の方が経済的にも健康的にもエコなのではないかという気すらしてくる。笑
渡航費とホテル宿泊費は当然かかるわけだけど、生活コストは東京にいない方が安い。
あとは街の散策が楽しいから、必然的に色々と歩き回るしね。楽しいし身体も程よく疲れることができるから、海外にいた方が健康的という考え方もできる。
美味しかった(けどやっぱり辛い)
見た目ほど辛くなくてこちらも美味しかった。
ホテルの屋上には、市内を見渡せる感じのルーフトップがあって、山々に囲まれた市内を一望できる。これがめちゃくちゃ綺麗。
昼の観光スポット:宮殿「昌慶宮」
ワーケーションの合間に、ちょっとずつだけど観光もできた!
一緒に韓国に行った人が連れて行ってくれて、完全に追随する形で、韓国ならではの観光を巡ってみた。
まず1つ目は「昌慶宮(しょうけいきゅう)」という宮殿へ。
宿泊ホテルから徒歩10分くらいの場所にあって。
Wikipediaいわく「ソウル市にある李氏朝鮮時代の宮殿」ということらしい。
数百年前の韓国の宮殿を歩いてみて思ったことは、現代の時間感覚とはあまりにもかけ離れた世界で生きていた人たちは、何を考え思っていたのだろう問うこと。
それこそ僕の好きな漫画「キングダム」の世界ではないけれど、こうして宮殿の丘の上から街全体を見渡してみると、昔の人はこの宮殿で街を、民を、世界を見渡しながら、未来の国創りについて思索に耽っていたのだろうか?とか、そんなことを思ってみたりする。
当然、日本にもたくさんの歴史的な建造物、建築物は多いのだけれど、日本にいるときに感じなかった非日常がそこにはあって。
この数日間の韓国滞在で、僕自身の価値観、時間感覚を一番揺さぶられたのはこのだだっ広い宮殿から街を眺めた瞬間だったりした。
昼の観光スポット:「北村韓屋村」
滞在しているホテルや、上の宮殿からこれまた徒歩で行ける観光スポットに「北村韓屋村 (ブッチョンハノクマウル) 」というものがある。
Wikipedia曰く「韓国の伝統的家屋である韓屋(ハノク)の密集する地区」というものらしい。
綺麗な写真でまとめられた観光ページもあったのでシェア。
ここに至る道中、カフェや食事処がたくさんあって、暑い中だったのでコーヒーを飲んでみたりした。
昔ながらの民家が開放されていて、一風変わった住居の様子を堪能できる。
(ちょっと写真が少ないので、観光ページで見てほしい。こんな感じ)
夜の観光:明洞(ミョンドン)
そして韓国ソウル市内の観光といえば「明洞(ミョンドン)」。に行ってみた。
日本人の女子(と男子)がファッションや化粧品、お土産を購入するのが、いちばんの観光街であるこの場所。ということらしい。(受け売りです)
仕事を終えて夜の22時くらいからサクッと行ってみたので、あまり見て回る時間はなかったのだけど、やっぱり活気があってよかった。(24時を回ったあたり、いわゆる終電の時間にはお店はほぼ閉まる)
明洞で韓国お土産を購入。ベタに「顔に貼るパックの盛り合わせ」とか「ハンドクリーム」とか、化粧品的なのを複数購入。ザ・韓国のお土産のイメージ。
このあたりでは日本人が非常に多いからか、店員さんも客引きもみんな日本語で「お兄さん、安いですよ」的なことを言ってくる。
あと、値引き交渉が当たり前の文化なので、日本の買い物感覚からするとかなり違和感がある。慣れると当たり前なのかもしれないが、やっぱり少し抵抗があったりする。
自分用にもハンドクリームを購入し持って帰ってきたのだけど、いまだに1回も使っていないのはナイショの話。
夜の観光:「東大門 (トンデムン) 市場」
次いで、夜の観光スポット。
最初は「東大門 (トンデムン) 市場」というアジア一の市場(マーケット)に行ってみた。
本当は夜ではなく昼間に行くところだと思うのだけど、ご愛嬌。
とはいえ観光ページによると、「深夜から明け方にかけ国内外のバイヤーで賑わうことから「眠らない街」とも呼ばれます。」ということらしい。
確かに24時を回ってもお店は空いていて、実際に眠らない町の様相だった。
アジア中からファッションのバイヤーが集う場所らしい。
日本ではこんなに開かれた問屋や市場というのはみたことがないので、これはかなり興味深かった。特に洋服を買ったりはしなかったのだけど。
夜の散歩
上の明洞や市場とは別の日だけど、仕事終わりにフラッとホテルから徒歩で行ける場所に飲みに行ってみたりした。
ホテルから歩いて15分程度の場所で、今調べてみると大まかには「大学路(テハンノ)」というエリア付近だったと思う。
確かに大学街で、若者がたくさんいた。東京で言うと渋谷の1本裏側に入った街の感じ。
見よう見まねでバーを探して飲みに行ってみた。
さらに裏渋谷というか古い街の感じで、風情があってすごく素敵な感じ。僕は好きな街の雰囲気だった。
おしゃれな地下1階のバーに行ったのだけど、お店の名前は忘れてしまった。。残念。店名の写真が残っていないので、この地下のおしゃれなバーを知っている人がいたら教えてほしい。
帰路へ着く
そんなこんなで、仕事とワーケーションと、プチ観光を堪能して4泊ほど。
土曜日の夜の便で日本へ帰る。と言うことで帰路に着く。
韓国に来た時は電車と地下鉄を乗り継いできたのだけど、帰りはシンプルに帰りたい。。(乗り換えは難しい)
と言うことでホテルの近くから空港行きのバスに乗る。
無事、市内からバス1本で仁川空港に18時過ぎに到着。
帰りのフライトも行きと同じでpeach。
10:35発ということで、3時間ほど時間が余っていて、空港のカフェに入って仕事(とWeb会議の予定)をこなす。
と思いきやpeachの案内で、フライトに遅延が発生。
たしか25時頃のフライトになってしまう、と言うことで空港で6〜7時間の待ち時間がある。
仕事を終えて、お腹が空いて空港のレストランで夕飯。(写真撮り忘れた)
そこからWi-Fiを返却し、チェックインをしてフライトのターミナルへ移動。(2回目なのでちょっと安心)
仁川空港の国際線は、羽田空港とは比にならないくらい、ものすごく大きかった。
吸い込まれそうな深夜のターミナルで、ひとりの世界になる。深夜の空港ってどうしてあんなに神秘的なのだろうか。
そういえば、僕が大学生の時に、夜の羽田空港で感じたことを書き綴ったブログがあった気がする。と思って見返してみた。
空港っていいよね。いろんな人間ドラマが垣間見える。
夜の空港は特に、1日の終わりと始まりが交差する感じがして、なんともいえないエモさがある。
夜の空港は考え事をしたり、自分の感性を見つめるにはすごく良い場所。ただしずっとその時間と空間に浸ってしまうと、おかしくなってしまうので程々に。
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長かった。今回は第三弾「滞在編」として韓国で過ごした数日間を書き綴ってみました。
次でラスト!第四弾は「振り返り感想編」として、初の海外、初の韓国に行ってみて考えたことを書いてみようと思います。
読んでくださってありがとう。