空いた時間を消費で埋めるために、疲弊して働いている人へ

日々徒然

ちょっと数日、ブログの更新ができずにいました。見に来てくださった方、ごめんね。

匿名掲示板・2ちゃんねるの創業で有名なひろゆきさんのYouTube配信を見るのが好きです。

彼が配信している動画シリーズの1つに「個人的に楽しくなるにはどうすればいいか会議。」というものがあります。

趣旨はタイトルの通り「個人的に楽しくなるための考え方」についてなのですが、ひろゆきさんが言っていて僕がものすごく賛同することの1つに、「消費をしないと時間を埋められない人がいる」という内容があります。

どういうことかというと、例えば暇な時間ができたら、僕であれば本を読もうとか、YouTubeをみようとか、だらだらしようとか、こうしてブログを書こうとか、楽しく時間を過ごす術がたくさんあるわけです。だから毎日時間があればあるほど幸せなわけです。

でも、世の中には、「空いた時間」=「消費で埋める」しか術を知らない人たちが一定数存在するよね、という。

消費で埋めるとは、例えば、土日の休みには必ず買い物に行って何かを買わなければ気が済まない東京人とか、Amazonでつい何かを買ってしまうとか、24時間に1回は外食に行かないと気が済まない人とか、友達と遊びに行くときに例えば飲みに行ったり、カラオケに行ったりしないと気が済まない人とかのことを指します。

一見すると当たり前のように見えますが、これからの日本社会を考えたときに、実はすごく恐い消費社会の罠にハマってしまっているのではないか、という提言なのです。皆さんはいかがでしょうか。

空いた時間を埋めるために、働かなければならないというループ

なぜ、多くの人が会社員として週に5日もあくせく頑張って働いているのかというと、ほとんどが「生活のため」と言います。

でも、生活のためと言いながら割と高い家賃と生活コストを支払って過ごしていて、そのために仕事をしているのです。仕事をするために生活コストを上げているのか、高い生活コストを支払うために頑張って働いて疲弊しているのか、もはやよくわからなくなってしまうのです。

土日や休日は、家で過ごすならいざ知らず、わざわざ街に出て行き、消費をしまくる。なぜその消費をするかと言えば、1つは時間を埋めるためで、もう1つは仕事のストレスを発散するためという。不思議な話です。

でも、現代人は割とこういう生活をしている人が多い。

確かに昔はこの生活をしていても良かったし、消費社会が日本経済を発展させてきました。

昔、「頑張って稼いで、たくさん消費しよう!」という生活が成り立ったのは、日本経済全体が上りのエスカレーターに乗っていたから。

要は放っておいても経済が良くなるもんだから、頑張って稼いで消費した分以上に、経済的に豊かになった(=お金が入ってきた)から、そりゃあみんなでお金を使いますよね。

最近、有名になったYouTuberの人やスピーカーの方が「お金は社会の回りものだから、たくさん使った方が経済が良くなる!巡り巡ってくるから、たくさんお金を使おう!」と言っているのをよく目にするのですが、それは日本全体の経済が上りを向いているという条件付きです。

今の時代は真逆なのですから、頑張って稼いだ分以上に消費をしていると、それ以上に稼げるようになる人はごくごく一部。
そりゃあ、発信をしている影響力のある人にとっては、多くの人が自分の商品やサービスを購入してくれた方が儲かるわけですから、「ほうら、こんなに豊かになった」と言えるわけですけれども、多くの人にとってそれは正ではない。

と、僕は思うのですが、いかがでしょうか。歪んではないと思うよ・・笑

ネットやゲームで十分楽しいし、ご飯は自炊で十分美味しい

消費をする。体験に対してお金を払うのは全然OKだと思っています。

僕が思うに、今の時代で大事なことは「お金を使わずとも楽しく過ごせる何かを持とう」ということ。1つでもあるのと、1つもないのとでは、時間の使い方が全く変わってきてしまうのです。

試しにこの土日のうち、1日でもいいから、全くお金を使わずに過ごしてみてください。あなたにそれができますか?

例えば友人とご飯に行く予定がある人は、行ってもいいのです。が、もしその予定がなかったとしたら、あるいはわざわざ隙を埋めるために予定を入れていたのだとしたら、お金を使わずに、個人的に楽しく過ごせることはないかと考えてみてはいかがでしょうか。

かくいう僕も日常的に本は買いますが、それ以外ではほぼお金を使わずに過ごすようになりました。なりましたというか、もともとそういう性格だったのですが、都会に越してきてからはどうしても消費生活をせざるを得ない状況にあったのは事実。

ただし、幸いにも生活コストを上げずに楽しく暮らせる術をたくさん持っているので、1人暮らしでかかる最低限の生活の質を担保すれば、あとはネットやゲームをしながら本を読んだり勉強をして過ごしたり、散歩して街を歩いたり、そういうことで楽しく過ごせるのです。

土曜日のランチは大体パスタかトーストなのですが、今日は炊き立てのご飯とお味噌汁と卵焼き。自炊で十分美味しいのです。わざわざ高いお金を払ってお洒落なレストランに行かねばならないという決まりはありません。飲みたければコンビニで缶ビールを買ってきて家で映画でもみながら飲んだらいいじゃないですか。

そんなことを書いている僕自身も「あなたも会社員として週5日働いているじゃないか」と言われれば、はいそうですという答えになるのだけれど。
でも、根本の考え方が「消費脳ではない」ということと、まあそう遠くない未来に、低コストでだらだら過ごせる状態を作るということに割と投資をしていたりするので、まあそんなことはおっしゃらずに。

まあ、1つの考え方として、何かの参考になればくらいで。

なんだか書いていて、ドラマ・漫画『花より団子』の牧野つくしが、道明寺司とデートをしているときに「お金を使わずとも楽しいデートを私が教えてあげる」と言っていたことを思い出しました。

あ、僕は割と映画を見て過ごすのも好きですよ。はい。