幸せなフリーターを目指そうぜ

書評(という名の感想文)

「ゆってぃさんがワクワクする瞬間、楽しい瞬間ってなんですか?」

周りの人たちからそう聞かれることが増えてきたけれど、本心で興味を持って聞いているのか、ただ「なんとなく聞いてみた」だけなのか。

何れにせよ、僕自身は「これ!」というものに対して感情が大きく動くことはほとんどない。

と同時に、日常の中で幸せのハードルは結構低めだったりするので、美味しいご飯を食べて幸せとか、お風呂に入って暖かくて気持ちいいとか、そういうことが割と人生の幸せだったりもする。

そういうわけで、僕の人生の哲学の一つに「幸せなフリーターになる」という価値観があるのだけれど、これからの時代を生きる一つの術なのではないかと(割と本気で)思っている。

「世の中のお困りごとの9割はお金で解決できる」といったのはかの有名なロバートキヨサキ氏だが、実は人生を生きる上で「お金」に振り回されない人生を構築することはすごく重要なスキルだったりもする。

これからの日本社会はますます二極化していくので、端的にいうとお金持ちはよりお金持ちに、そうじゃない人はよりそうじゃない方向に、ということ。

幸せに生きるために大切なお金というものに振り回されない仕組みを作ろうよ、そして「お金を使わずに幸せ」と感じられるものをたくさん持てたらハッピーだよね、という考えについて書くのが今回の記事の主旨。

お金を使わない幸せには知性が必要(だったりもする)

1つ思い出してみて欲しいのだけれど、例えば1週間の中に土日の2日間休みがあったとして、全くお金を使わない(生活費は除いて、娯楽や趣向に1円も使わない)で楽しい時間を過ごすことができた日はあっただろうか?

別にゲームでも音楽でも読書でもランニングでもいいのだけれど、買い物や外食や飲みや遊園地なんかはダメ。と考えてみて欲しいのだけれど、いかがだろうか。

学生時代はほとんどの人がお金がないので別の話だと思うけれど、社会人の人で土日を楽しく過ごすけれど娯楽にお金を全く使わないという人は、ほとんどいないのではないだろうか?

いや、別に娯楽や趣味や趣向にお金を使っても良いのだけれど、1ヶ月のうち1回の土日だけでもいいから、支出0円で過ごせる時があるか否かというのは、結構大きな違いだと思っていて。
お金を使わずに時間を過ごす力(=自己完結力とでも呼ぼうか)がある人は、ある一定「自分で自分を楽しませる」「何も無くとも楽しめる」というものを持っていて、それがあるだけで人生の充実度は格段に上がる。

お金を使わずに幸せを感じることができるためには、ある一定の知性(インテリジェンス)が必要だったりもするわけなのだ。

というような話を書いているのが、2チャンネルを作った西村博之さん、通称「ひろゆき」さんなのだが、すごくよかった本なので20代の若いうち、可能であるならば学生のうちに読んでおくと、そこから先の人生の充実度合いが劇的に変わると思う。


これからを生きるための無敵の―お金の話

自分を守り、これからを生き抜くマネー哲学。僕たちはお金とどうつきあえばいいのか。2ちゃんねる、ニコニコ動画、4chanなど「世界一の管理人」ひろゆきがおくる「無敵のお金とのつきあい方」!

これからを生きるための無敵の―お金の話

「稼ぐ仕組み」+「コスト下げ」で好きなことに没頭できる

世の中の仕組みや経済、ビジネス、そして何よりも「お金」について知ることはすごく重要だと僕は思っていて、ぶっちゃけそれらは賢い人たちがうまいように仕組みを作って搾取するという構図になっている。

何も知らない人たちは、いろんなものを搾取される側にいるのだから、少なくとも自分が参加をしている社会という名の人生ゲームのルールくらいは知っていたほうが得ですよ、という話。

ある程度でいいから自動的にお金が入ってくる仕組みを(たとえ月に5万でも10万でもいいじゃん)作ることができれば、その仕組みは半永久的に応用が効くし、あなたの人生を助けてくれる。

 

人間というのは怖いもので、宝くじに当たった人の約半数は自己破産をしてしまうというアメリカの統計があるけれど、なぜかというと人はお金を持つと生活コストを上げてしまうのだ。

いい家に住んで、車を買って、服を買って、投資をして、旅行に行って、みたいな。

でも、人は生活コストを一度上げてしまうと、そこからそのコストを(ひいては生活水準を)下げることはものすごく難しい。

引退した元・野球選手などのスポーツ選手が自己破産するのもそういう理由。

 

となると、幸せに生きる大きなコツとしてはいかに「生活コストを上げないか」ということにかかっていることは想像に容易い。

社会人になりたての頃は、もしかするとギリギリの生活をせざるを得ないかもしれないけれど、何年経っても最初の生活水準をある程度維持し続けられれば、自動的にお金が貯まっていく。

そうやって時間を持って幸せに暮らせる状態(=「幸せなフリーター」の状態)を作ることが、僕自身の一つの大きなゴールでもあると思うのだけれど、いかがだろうか。

僕はそうして自分の時間と経済を確立した上で引きこもり生活を築き上げるのが幸せな人生だと思っている、というそれだけの話。