明日から消費税10%!増税に喝、日本経済はますます不景気になるという話

思うこと

今日は2019年9月30日ということで、明日10月1日から消費税が増税されるわけですが、社会人になって仕事をするようになり、一人で自分自身の経済を回すようになって感じることを書きたいと思います。徒然なるままに。

まず、僕は2019年10月1日現在での増税は反対です。

なぜか。
それは日本経済へ不景気の煽りをしているようにしか見えないから。

上のツイッターで書いているような「増税前の駆け込みでお買い物!」ということを言いたいわけではないです、もちろん。笑

今回の増税で消費税が8%から10%になるわけです。
たかが2%なのだから、そんなに大差ないよねーと思う人もいるかと思いますが、パーセントというのは母数が大きくなるほどに影響が大きくなるわけです。

例えば、100円(税抜き)のジュースを買う場合に支払うお金は「108円」なわけですが、明日からこれが「110円」になります。
2円の差異なら、気にならない人も多いはず。むしろ「財布から小銭が減って楽チンだわ〜」くらいに思う人だっているはず。

(まあ、そんなことをするくらいなら、電子決済をもっと普及させてよね、と思いますが・・)

これが例えば10万円(税抜き)の家電を買う場合、今までは「10万8,000円」を支払っていたのが「11万円」となるわけです。まあまあ大きいよね。

じゃあ、これが1,000万円クラスの大きな買い物をする場合、支払う総額は「1,100万円」となるわけで、以前と比べて「20万円」も支出が増えるわけです。大きいですね。

これが企業だったらどうでしょうか。

例えば、売り上げが1,000億円の企業があったとします。
その企業の利益が仮に19億円だったとしたら・・?それなりに優良企業ですよね。

消費税が2%増税することによって、消費税だけでプラス20億円になる。

そうすると、利益が19億円で黒字だった企業は、それだけで赤字になり、下手をすれば倒産することだってあるわけです。だって、企業の売り上げ(正確には利益)に対して2%も余分に支払いが増えるって、結構しんどい。

これが中小・中堅企業だったらどうですか?
売り上げ100億円の中堅企業。

売り上げ100億円の中から必死で利益を出し、その利益の中からさらに2億円支払うんですよ、消費税で。

これって、結構無視されがちな議論だけれど、ものすごく重要な観点だと思う。いかがでしょうか。

 

アベノミクスで好景気だ!と言われれている日本社会ですが、客観的に数字を見れば好景気ではなく、むしろ不景気だとわかるはずです。

不景気になりつつある日本社会を支える経済から、余分に2%ものお金を奪うことが、どれだけ景気に影響するか。

「日本は2020年のオリンピック後、不景気になる」と言われていますが、多くの人がそのように言っているということは、オリンピック前に日本株を手放したりするわけで、実質はこの消費税増税前後がかなり日本経済のターニングポイントになるのではないかと個人的には思っています。

この1年は、社会的なイベント(=オリンピック)として盛り上がるとは思いますが、中身はボロボロに、、という実態が容易に想像されるわけです。

ますます不景気になると思いますよ、という話。

オリンピックなんて開催しなければいいのに・・

もう1つトピックを。

https://twitter.com/zoktotuya/status/1178458538093338625

2020年(来年ですね!)に開催される東京オリンピック。
イベントとして楽しむには良いのですが、結局これも国家予算として約3兆円もの予算を投じているわけです。

もちろん国外から人が来てお金を落としていくという経済効果は一定は見込めますが、それにしても3兆円ですよ?頭おかしいのでは?と言いたくなる・・

僕的には、東京オリンピックを開催しなければ、消費税増税をする必要もなかったのでは?と、どうしてもそういう風に思えてしますのです・・

となると、日本国は自ら自国経済の首を絞めているようにしか思えない。

あと、軽減税率制度も意味不明。それを計算するコストの方が高いんじゃないだろうか。
レジごとに仕組みを変えて、決済のシステムを変えて、場合分けをして、ということをする仕組みが効率的であると主張する理由を教えて欲しい。笑

これから経済的には、2009年(ちょうど10年前ですね!)のリーマン・ショック以来の落ち込みになるのではないかと個人的な予想。
まあ、僕はお金の変動を毎日見るのはしんどいので株とかは一切やっていませんが、もし僕が株をやっていたら日本の株はほとんど手放していると思います。国債もね、もちろん。

ということで、どんどん円の価値が下がっていく方向へ・・

怖いね、これから(僕らの会社のような)景気変動をもろに受ける業界や企業というのは、かなりしんどくなると思いますが。。

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余談。中長期的には消費税増税は賛成という話。

とまあ、色々書いてきましたが、中長期的には消費税は増やしていく方向になるでしょう。

消費税というのは日本国内で行われる消費全てに対して一律で税金がかかるため、例えば海外の観光客が日本で消費するお金に対しても(免税とかの制度は一部ありますが)基本的には税金がかかります。

これはインバウンド事業(観光などのコンテンツ事業)を中心にしていきたい日本国にとっては大きな後押しになるはず。

もう1つ消費税の良いところは、脱税が難しいところ。

例えば法人税なんかは色々と抜け道があったりするので、一律に財源を確保するという目線でいうと、消費税が一番明瞭だと思ったりもします。

個人的には国主導で全て電子決済にしてしまえば、お金を作り流通させるコストがかなり抑えられ、結果的に経済生産性がものすごく上がると思うのですが、いかがでしょうか。。。