2021年卒の新卒採用やります

社会人3年目(大阪), 就活生向け

毎週のように就活生と話をする。仕事ではなくて個人的な話が多い。
なんかよくわからないけれど「ゆってぃさんと話してみたら?」と紹介をしてもらい、いろんな話を聞ける機会をくれる周りの人にはありがたいなあと思いつつ。

今は大阪に住んでいるけれど、大阪以外の人とでも簡単にやり取りができる今の時代はすごく恵まれているなあと思っています。はい。

今週話したとある就活生の話し。このブログを読んでくれているかどうかはわからないけれど、僕なりの意見を書いてみようと思う。

言っても僕も3年前は就活生だった。笑
3年経つと少し前の過去のように思えるけれど、こうして毎週のように(笑)いろんな人と話をする機会があると、忘れないよねと思う。

 

そういえば僕らの会社の今年度の新卒採用(来年大学4年生の人たちですね)の採用担当にまたまたアサインされてしまった・・断ったのに。。うーん。去年から今年にかけてやったから、少し飽き気味だったので。

去年の秋口に採用担当(兼務ですもちろん)を担わせてもらった時に書いた記事がありました。

そこから毎週のように人事部から学生との面談面接をセッティングしてもらい、個別で「1対1」のこともあれば「僕1人と学生3名」というような複数名のこともあり。

「うちの会社やめたら?他がいいよ」とアドバイスしたのに僕らの会社に内定を決めたという連絡が人事からもらったことも多数あり、結構リアルに「むむむ」と思っていたりもした。

 

このまま少し脱線するけれど、特に採用面接が始まった時の前半フェーズではやっぱり優秀な学生たちを人事部が確保していて、その中でもさらに優秀層との面談をセッティングしてもらっていたように思う。多分だけど。

国公立理系の学生も多くて、関西だと京都大学・大阪大学・神戸大学・大阪府立大学あたりの大学院生(修士課程)も含めて話をしていた。

なんでこうもみんなコンサルファームや大手金融に行きたいと言うのだろう?と不思議ではあるのだけれど、結局「無形商材を扱いたくて」ということで、『ヒト・モノ・カネ・情報』の中から「モノを扱う企業」以外を選んでいるんだなあと。

理系の子たちは(特に国立大学やマスター課程)はやっぱり頭が良いので、彼らと話をできる現場の社員というのは多くないように思う。

たまたま僕は理系の人間だし(物理出身)、地頭が良い学生たちと最低限の会話は割とできる方なので、多いときは週に複数回、人事部に時間をブロックされていました・・笑

引き続き脱線をして話を書きます。冒頭の僕の後輩の就活生との話はまた後ほど・・

構造把握能力は会話に出る

学生の彼らと話をしていて理系とそうじゃない層の明確な差はやっぱり会話の質に表れる。(一応、私立文系学生とかもたくさん話したので・・)

例えば僕が感じた一番の差は「構造把握能力」だと思っていて、これは分かる人には分かるし、分からない人には絶対分からないと思うのだけれど、会話は一直線に流れているわけではなくて構造的に行われているわけです。

イメージこんな感じ。

関連画像

このピラミッドのようなものが一つの平面としてあり、さらにそのピラミッドがいくつもあって、立体的になっているわけです。

優秀な営業マンは、いくつもの会話を同時並列(パラレル)で頭の中に無意識的に描いているわけですが、理系の学生たちは思考習慣として身についているケースが多い。

イメージでいうと、パソコンのウィンドウ切り替えみたいな感じ。

「パソコン ウィンドウ 切り替え」の画像検索結果

 

そもそも会話の中身以前にこの前提が合うかどうかが重要になってくる。
会話をしているとこの立体構造が頭の中にあるかどうかが顕著に分かるため、そこで前提が合えばさらにその中身について話をするし、合わなければそれなりに流す、という使い分けをして話をしていたわけです。

この能力はある程度はもちろんトレーニングでどうにかなる部分でもありますが、基本的には最低限の思考レベルがないと無理という前提がある。

僕が偉そうに語れる領域ではないと思うけれど、やっぱり重要な点だと思うので、僕はその前提を見るようにしていた。他のスタッフはどうか分からないけれど。

マーケット感覚は後から身に付くが、情報を調べる習慣は必須

僕は人事部じゃないので新卒採用における人事権は有していないのだけれど、受けてくれる人たちに対しては出来るだけ良い選択をする情報を提供したいと思っている。

例えば、営業職で採用する場合と、明らかに能力的に営業職では勿体なくて、企画職やマーケティング系の部署(ミドル部署ということ)に配置した方が良い人というのはいるわけで。

思考レベルが圧倒的に優位な学生というのは、営業職では絶対に離職するわけです。だってつまらないもん。1年で飽きると思う。

「企画がしたいです!」「新規事業がやりたくて」という学生は多いけれど、本当に適性があると思える人はこちらからそういう選考ルートに接続できるようにするから、という話。

実際僕が会わせてもらった学生の中で数名は、僕が人事部に調整をしてミドル職の選考に乗せてもらったりもした。

面談を終えたら細かく内容を記載して社内共有ができるようにするシステムがあるのだけれど、ものすごく細かく記載するもんね。
その人の能力について細分化して絶対値ではこう、社内の相対的にはこう、適性はこう思う、本人の思考性はこう、とか。

僕が企業側に回って学生に対して今まで1回も「あなたが学生時代にもっとも頑張ってきたことはなんですか?」とか「自己PRを3分間でしてみてください」とか言ったことないもんな。笑

学生時代に色々経験をして社会の情報を持っていることはアリだと思うけれど、必ずしも必須条件ではない。
例えば僕がいまやっている仕事はマーケット感覚が求められる側面もあると思うけれど、必ずしも就活生としてそれを満たしている必要はなく。マーケ部に行きたい!という場合も然り。

それよりも自分で考える思考習慣とか、情報を収集したり本を読んだりする習慣の方が大事だったりもする。だって大人になってからだと身につかないしね。世の中には本を読まない社会人がどれだけ多いことか・・笑

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とまあ、長くなってしまった。
そんなことをぼやっと考えながら、いろんな人と話ができる機会はありがたいなあと思っています。ゆるくいきましょう。

冒頭の就活生との話はまた次の機会に書きます。