副業ではなく複業にチャレンジしてみよう

2019年10月28日複業

2019年は副業元年だという。
特に上場企業は影響されるが国からの方針で「残業時間の強化」「有給取得の奨励から義務化」そして「副業解禁」の3施作が一気に広まった。

そんなこと聞いたことないって?
うちの会社では残業も有給も、ましてや副業も、10年前と変わらない?

そりゃあ、やばいぜ。あまりにも常識を知らないんですね。
と、社長にあるいは支社長に、おっしゃってみてください。

実際に上で書いた3施作は実行されているし、国の方針でも明確に打ち出されている。
上場企業は特に「私たちはきちんとやっています」という打ち出しが株価に影響するから、どこも「形だけの」対応はとっているんですね。

けれども、じゃあ実態はどうなの?と蓋を開けてみると、去年と全く変わらない現状がそこにはあるわけで、むしろ5年前、いや、10年前と比べてもほとんど変わっていないという会社も多い。

じゃあ、あなたはそのままその場所で、周りは変わりつつあっても「いやあ、そうは言っても我が社はね・・」という会社の決まりに従って、上司の顔色を見ながらそのままで居続けますか?

 

ちょっと意地悪なことを言ってごめんなさい。

そんなつもりはなかったのですが、「複業」というテーマでブログを書こうと思ったら、こういう意地悪な出だしになってしまいました。

ぶっちゃけ、「副業解禁」というのは時代遅れです。
みな、そのことには気づいていて「今のままではちょっとまずいよね」とか「自分の力で何かできることがあったらやってみたい」と思いながら、でも一方で「何をしたらいいのかわからない」とか「できることなんてないから・・」という言葉とともに、この1週間も変わらない日々を過ごしてまた新たな1週間が始まるのです。

気づいている人はもちろん気づいていて、ちゃんと自分でやるべきことを粛々とやっている人もいます。
それは別にサラリーマンであっても、会社の中では一見さえない人であっても、そんなことは関係ないのです。

ちょっと前に流行った「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」という本の中では、3つの無形資産が大事であるという話が出てきます。
ライフ・シフトで提言されているのは、人生のステージが変化するよということです。

今までの「教育→仕事→引退」という3ステージの人生ではなくて、いろんなステージが各場面においてある「マルチステージ」の人生になりますよ、ということです。

そしてそのマルチステージの人生において大事なのが3つの無形資産(生産性資産、活力資産、変身資産)が大事になるよね、という話です。
詳しいことは検索をするといろんな記事が出てくるので割愛・・

話を戻すと、気づいている人は皆「複業」を当たり前にやっていて、会社員(サラリーマン)という肩書きとは別のコミュニティをちゃんと持っています。
自分のやりたいこと、できることを社会につなげるための活動をするのは、今や当たり前の時代になっているということです。

「複業」とは生き方、コンセプトのこと

副業というのは、サブ・ジョブということです。
メインのジョブ(=本業)があって、それとは別にサブの仕事をしようという時代がありました。

でも、そんなことは昭和の大昔の話で、今はパラレル・ジョブの時代です。
メインとかサブとかではなくて、それもがパラレルに走っているのが当たり前なのです。

副業というと「副収入」の話だとか「内職だ」とか、「本業的にまずい」だとかそういう話をするオジサンがいるけれど、そんな話をしているわけではない。そもそも話しているステージが異なるから全く違うのだ。

複業というのはコンセプトが複数ある、ということ。
要は生き方の多様性だということ。

私は「公務員」とか「〇〇会社のサラリーマン」として生きる時代が、副業の時代。
その当時の副業の考え方は「公務員が、終業後や土日に何かをする」という考え方。時間の切り売りだ。

一方で「複業」の時代はそもそも「俺は〇〇会社のサラリーマンだ」とかいう肩書きではなくて、「〇〇をしている人」というコンセプトで生きる時代だということ。

「〇〇をしている人」がパラレルで「××もしてみよう」「〜〜もしてみよう」というのが複業の時代。今はまさしくこの時代である。

ここまで言ってもわからない人には永遠にわからない。
「いや、私たちは今この会社で給料をもらっているから」というけれど、それとこれがどこに接点があるのかを教えてほしい。

まあ、永遠にサラリーマン志向の人にはわからないだろうけれど・・
あえて挑戦的な内容を書きました。ぜひどうぞ。

 

ちょっと長くなってきたので、続きはまた別の機会で書こうと思う。

このブログのカテゴリに「複業」という項目があるから、よかったらどうぞ。