生活を丁寧に生きるために必要な場所がある

日々徒然

土曜日の午後には決まっていくカフェがあるのだけれど、最寄駅の近くにそういう場所が1つでもあるというのは、精神的にすごくいい。

まず、ホットコーヒーが美味しい。
ミルクもちゃんと出てくるし、おかわり1杯無料。それで450円は良心的。

完全フリーのWi-fiがあって、外にもちょっとしたテーブルがある。

寒い冬や暑すぎる夏以外はテラス席に座るのだけれど、これがまた良くて、天気が良い土曜日の日課になっている。

cafe

和菓子系のデザートが美味しい。

僕の1週間分のブログの大半は、土曜日の午後、このカフェで書かれる。

自分の思考に新たな引き出しを増やすために本を読み、そしてそれを形にするために文章に書き起こす、ということをやり続けて早10年。

特にこの2年間の間に仕事を通して気づいたことは多いけれど、日々の中でこうして自分と向き合う時間を取れる「自分なりの場所」を持っていることは、生活の質を丁寧にしてくれるのだと思う。

丁寧に生きるためには、必要な場所があるのだ。

それは自分の部屋でも、お気に入りのカフェでも、遠出する電車の中でもなんでもいいけれど、そういった場所を1つでも持っていると、きっと半径3メートルが華やぐと思う。

仕事柄、外回りが多いのだけれど(というか1日の大半が社外にいる)外にお気に入りの隠れ家を持てるといいよね。

仕事ができる人というのは、うまくサボる。

「サボるなんて・・!」と声を荒げる真面目くんは、そこそこの成果で終わるから大丈夫。

圧倒的な「価値」を生み出す人というのは、必ずどこかでハンドルの遊びを持っている。
要は「完全に1人きりになれる場所」がないと、良いアイディアなんて生まれないのだ。

頭を使わず、どれだけ馬車馬の如く走り続けられるのか、という競技をする人は、そちらのコースもどうぞ。僕の会社にもたくさんいるけれど、そのコースも幸せそうだ。

都会に出てきて思ったけれど、やっぱり隠れ家がたくさんあると、人生は豊かだ。

あなたの隠れ家も、教えてね。今日は1つ見つかってよかった。