【情報格差もお金も関係ない】東京就活をしたい!という地方の就活生が4年生になる前にやっておくべき7つのこと 〜前準備編〜

就活概論(考え方), 就活生向け

東京や大阪で就職活動をしたい、という地方の就活生(や就活を控えた大学生)は多いと思います。

実際、僕自身がとある地方の国立大学(しかも理学部。周りは就活感度ゼロ)という限られた環境の中で東京就活を経験し、地方と都会の情報格差に愕然としたのは強烈な経験でした。

実際、1回東京に行って面接を受けるだけで「半日+数万円」の時間と費用がかかるわけで、そもそもの発射台が違うということや、どれだけ効率的に情報を仕入れて動くことが出来るか?で、半年や1年という限られた時間の中ではその結果にかなり大きな差が生まれてしまうのです。

じゃあ、具体的にどんなことをすればいいのか?ということを、時系列に、そして思いつく限り書いてみたいと思います。

この記事がこれからの未だ見ぬ就活生の少しでも役に立てば、という願いをこめまして。

 

第1弾は、心構え編。7つのことをピックアップ!

①まず、東京就活をすると覚悟を決める

②キャリアを描く上で、就職が本当にベストな選択であるのかをもう一度考える。判断をするのは10年後の自分

③就活軍資金を用意する

④本当に信頼できる大人を(出来れば複数人)持つ

⑤自分の大学の先輩たちのキャリアを調べる!過去の上限を知ることが作戦に繋がる

⑥ぶっちゃけ、一発逆転はない!20年間分の良し悪しをちゃんと受け止める

⑦情報、命!とはいえ、情報に流されない

ということで、順番よく解説します。

①まず、東京就活をすると覚悟を決める

ぶっちゃけ、これにつきる。まず、「これから僕は(私は)東京就活をするのだ!」という覚悟を決めること。この感覚は都会にいる人には分かりません。

僕が住んでいた場所もそうですが、たとえば自分の親や周りの大人たちにとって、東京や大阪に出て就職をするということは、パリやニューヨークに行くことと同じくらい壮大な夢だったりするわけです。

両親の夢は「地元の大学を出て公務員になって、二世帯住宅を作って欲しい」というような環境の中、今いる場所を飛び出して勝負をすると決断をするということは、実は並大抵なことではなかったりするのです。(実際僕の周りの環境はそうでした)

そこまで行かずとも、いろんなディスアドバンテージを背負っていることに変わりはないのです。

その壁を乗り越えてまで挑む覚悟をどれだけ持つことができるのか。

本気で自分の人生に向き合う瞬間というのは嘘じゃないのです。

②キャリアを描く上で、就職が本当にベストな選択であるのかをもう一度考える。判断をするのは10年後の自分

例えばいま、給料が地元より数万円いいからとか、周りがみんな行っているからとか、何となく一度は行ってみたいからとか、良くいえばポジティブ、悪くいれば適当にやり始めるのは、後から後悔する可能性がありますよ、ということです。

そもそも今の時代、就職をしなくとも自分のキャリアを描くことなんて、いくらえでもできるわけです。

今の自分が最大限考えて、就活をするということがより良い選択であるのか?ということをもう一度考えましょう。

判断をするのは来年の自分ではなく、10年後の自分です。

もっというと、例えば30歳、40歳、50歳・・になった時の自分の視点で、自分のキャリアを考えてみることです。

「そんなこと言われても難しい・・」というのは分かりますが、一番簡単なのは、その選択をした周りの大人たちの10年後を見てみることです。

例えば、あなたが就職をし、10年の先輩を見て「こんな大人になりたくないな」と思ったのであれば、それがあなたの10年後であるということです。

③就活軍資金を用意する

東京就活には如何せんお金がかかります。

いわゆる就活の軍資金のことまで念頭に入れるべきです。

とはいえ、お金のハンデがあるからといって、諦める必要はありません。

「お金がないから」とか「親が反対するから」というくらいの理由で迷うくらいなら、最初から挑戦しないことを選ぶべきです。そのまま進むと必ず後悔するからです。

軍資金を用意するためには、アルバイトをして貯める。親から借りる。周りの大人に頼る。

上京就活に投資をしてくれる団体や組織もあります。そういうところを利用するのも一つ。

使えるものは何でも使い、頼れる人は誰でも頼り、でも恩は忘れず、いつか還元をするという覚悟を決めて、今の立場を最大限に活かしましょう。学生というのは社会的に守られているのです。

ちなみに僕は、もともと県外の大学院に進学するつもりでしたので、渡航費と引っ越し費用ということで、大学2年生の頃から奨学金を余分に借りて貯金をしていました。(学費は日本学生支援機構の第一種を、軍資金として第二種を借りていました)

④本当に信頼できる大人を(出来れば複数人)持つ

世の中には、「大学生(就活生)」というだけで寄ってくる大人がたくさんいます。

言葉はあれですが、それだけ学生というのは利用しがいがあるのです。

あるいは、変に自分のキャリア論を語りたがる(教えたがる)大人というのも世に溢れています。

だいたい、教えたがり屋さんに素敵な人はほとんどいません。

ひとつ、みなさんに覚えていて欲しいのは、「社会人」は誰でもなるけれど、ちゃんとした「大人」には誰でもなれるわけではないということです。

ここでいうちゃんとした大人というのは、自分の意思を持って、自分の人生を選択し、自分の足で歩いている人のことです。

できるだけ早いうちに、そういう大人に出会いましょう。できれば2人以上いると心強いです。

なぜ2人以上かというと、1人だとどうしても価値観が狭まってしまうから。

周りに素敵な大人がいない場合はどうするか。

その理由は2つで、「本当に周りに信頼できる大人がいない(少ない)」か「自分自身がそのレベルに達していないので出会えない」のどちらかです。

どちらの場合も解は明快で、手段はいくらでもありますよね、ということです。

例えば僕の場合、10代の頃からなかなか周りに「この人は!」と思える大人がおらず、それを本の世界に求めていました。

ひとりで本に没頭し、古今東西のすごい人たちと自分自身との対話を繰り返していると、気付ければ自分自身が階段を登り、そして次の場所に行くと素敵な人たちに出会うことができた。

出会うまで、孤独に自分を磨き続けるのも楽しい人生だと思います。

⑤自分の大学の先輩たちのキャリアを調べる!過去の上限を知ることが作戦に繋がる

例えば、あなたの大学の先輩たちは、東京で就職活動をし、あなたが憧れるような企業に入っている人がいますか?

まずは自分のいる大学の先輩たちのキャリアを調べてみることです。それによって、自分がいる環境のレベル感がわかってきます。

とはいえ、過去は過去。自分は自分です。過去の上限を知ることは大切で、その事実を踏まえた上で自分自身はどうするか?ということ。

本気なら、それくらいやりましょう。

⑥ぶっちゃけ、一発逆転はない!20年間分の良し悪しをちゃんと受け止める

就活に一発逆転はありません。逆転ホームランは絶対に起きないということです。

就活というのは、あなたの今までの生き様を社会に評価されるということ。
ほとんどの人にとっては、初めての経験になります。

上の⑤で書いたことにもつながりますが、自分自身の20年間をちゃんとわかったうえで、就活には臨みましょう。

就活でよくある言葉に「面接に落ちたからといって、あなた自身を否定しているわけではない」というのがありますが、それは嘘です。

大切なのは、自分の能力の高低ではなく、自分自身のサイズ感をきちんとわかった上で社会の入り口に挑むことです。

もっと言うなれば、自分の人生においてやりたいことをちゃんと知った上で、それにできる限り繋がるキャリアを描きたいものです。

多くの人が目一杯背伸びをし、自分のサイズ感にあっていない企業を受けるから、100社落ち、200社落ちるということが起こるのです。

 

⑦情報、命!とはいえ、情報に流されない

就活はある意味で情報戦です。

とりわけ東京や大阪の学生というのは、あなたの周りにいる人たちの10倍は情報感度が高く、また、量も質も10倍の情報に触れていると思ってください。

東京就活をすると決めた日から、できるだけアンテナは張りましょう。

できれば、信頼できる大人や仲間と情報交換をし、そして自分自身の考えをぶつけてみることです。

ここで重要なのは、その相手は誰でもいいわけではないということ。

慰め合うだけ、舐め合うだけの仲間というのは百害あって一利なしです。

そういう人たちと付き合うくらいなら、むしろ、今まで出会った人たちの中から、とびきり優秀な人の思考を盗んで真似をしてみるということです。

例えば面接で「優秀なあの人なら、この場面でどう考えるだろうか?」と思える人がいること、なりきることができるくらい深く理解できているということは、あなたの就活にとって必ず武器になります。

これは経験談としての僕からのプレゼントです。

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と、ここまで「準備編」として長々と書いてきました。

これはあくまでも就活をすると決め、始めるための準備編の話です。

じゃあ、どうやって進めていけば良いのか?という具体的な行動指針は後からついてきます。

同時に、僕のブログでも続きを書こうと思っています。
(こういうのが知りたい、など、要望等あればメールくださいね)

また、随時追伸を更新していきますね。読んでくださって、ありがとう。