ステーショナリー店をやるって、結構難しい。
今僕は大阪に住んでいますが、東京にいる時、一時的に八丁堀に住んでいたことがありました。
会社がマンスリーマンションを借りてくれていたんです。
オフィスが丸の内にあったので、アクセスが便利。
すぐ近くに有楽町があり、よく足を運んでいました。
有楽町にある無印良品にも、本当によく行きましたが、僕の知る今の形の無印良品というのは、2015年の秋に、大幅リニューアルしたものだったんですね!ほら。
良品計画/世界最大旗艦店「無印良品有楽町」、初のフルリニューアル(2015.09.03)|流通ニュース
カフェビジネスの裏側
話は変わりますが、僕はいま、とあるクライアントと、ステーショナリー(文具)系の出店を伴うような、新業態開発を一緒にやっています。
イメージでいうと、蔦屋書店的な感じのものを、いろんなものとコラボしてうまく出すことができたらいいなあ。みたいな感じです。
そこで、文具店や書店、カフェビジネスの裏側みたいなものをたくさん知ることができるんです。
例えば、
・文具店は、立地が全てである!立地、命!
・ブランドによるが、3000円以上の商品は、基本的に売れない(売れづらい)
・文具店は現在、お客さんの7割ぐらいが女性
(もともと「文具店」というもの自体がアメリカから入ってきたときは、男性客がほとんどを占めていた)
・文具の原価は平均で2割くらい
・本ビジネスは、利益が少なすぎて、話にならない
・街でよく見るカフェ、例えばドトールなんかは、広さ的にだいたい30坪。3000万円くらいの初期投資の回収に、約3年かかる
などでしょうか。
(もっとあるけれど、書きづらい。。うまくまとめることができたら、また、書きます)
stationeryって、すごく憧れるんです。やっぱり、いいですよね!
「男の文具」みたいな。別に男女ではないんですけれども。
さて。
何か文具店とかお店をやろうと思った時に、カフェというのは儲かるわけです。原価がせいぜい2割なわけで。
蔦屋書店みたいな大型の本屋さんであっても、ほとんど本では儲からないです。
スタバが必ずセットであるでしょ?
スタバのブランド(=集客力)は、半端ではないということです。
上に書いた無印良品をみていて「うまいなー」と思うところは、カフェが「自動で飲めるコーヒー」システムなんですね。
「自動で飲むコーヒー」と木製の「本が読めるテーブル」を組み合わせた発想というのは、今後、大手のカフェなどに浸透するはずです。
(もう、結構いろんなところがやっていますが)
カフェスペースを確保して、店員を雇って、みたいなモデルではなく、自動的に人が滞在〜流れて、カフェ課金をするモデルなわけで。
1杯100円のコーヒーとした場合、原価はせいぜい10円〜20円くらいです。
うまい組み合わせだと思うんですね。
この「へー」という経験が頭の片隅にあって、これはいろんなところに移行できる考え方なんだと思うんです。
とはいえ、やっぱりこういうコミュニティスペースを設計するのは、難しいところです。水物ですからね。
「ロマンとそろばん」とはよく言ったもので、やりたい!はわかりますが、どこで稼ぐ仕組みをつくっていくのか。
キャッシュポイントがなければ、継続できませんからね。
僕自身が「いいなあ」と思う世界観が確かにあるので、うまく形にできたらいいなあ。
まだまだ時間はかかりますが。
何年か先に、「実はあれの裏側って、大変だったな」とか、笑って言えたらいいですね。
ありがとう。
僕がいつも使っているノートはこれと、これ。
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