本物のリアリティは、リアルを超える 〜映画『君の名は。』を観て〜

2018年9月29日書評(という名の感想文)

今更ですが、観ました!

『君の名は。』

どん!f:id:Yuto-K:20170423210242j:plain東京にいるときに、有楽町の映画館で。

地元にいるときは、あんなに行きたかったのに、なかなか行けず。

社会人になり、休日の夜にひとりでふと足を運びました。

本物のリアリティは、リアルを超える

半端なくすごい映画ですね、これ。本当に面白かった。

以前に、同じ新海誠監督の『言の葉の庭』という映画を観たときも、物語や言葉の美しさ、描写の一つ一つの綺麗さと切なさに衝撃を受けましたが。

yuto.hatenadiary.jp

意識と無意識が入り混ざり、時間と空間が前後する。

人の潜在的な意識や、それこそ「前世」の記憶のようなものを、ここまでリアルに描写した映画はないんじゃないでしょうか。

今の時代を生きる高校生のリアル感をベースにしつつ、それでいて非現実的なものを映画いている。

非現実的な世界観を描いているんだけれども、それがものすごくリアルとなって、肌触りまで持った上で、映画を観ている僕らに降りてくる。

本物のリアリティは、リアルを超えるんだということです。

映画を観た感想とか、ストーリーはどうだとか、そういうことはあんまり重要じゃなくて、ただこの映画のリアル感と、非現実感。

意識と無意識に訴えかけられるという実感が、本当にすごいと僕は思う。

DVDが出たら絶対に購入して、もう一度観たい。

今度は、大事な人と観れたらいいな。

ありがとう。