0時を過ぎて帰るシェアハウス 〜孤独な就活時代に帰れる場所があったこと〜
僕は今年だけで、思い返すと40回かそれ以上、飛行機に乗っています。東京で就職活動をしていたので、そのほとんどが、羽田行きか、羽田発のどちらかなわけで。
(時々、関空か成田のときもあった。)
特に就職活動時期の半年くらいというのは、大学があったり、教職(教育実習もあった、、)があったりして、夜の羽田空港というのをたくさん経験しました。
大学を終えて最終便で羽田に到着すると、23時頃になるので、そこから急いで宿泊先に向かって、着く頃には0時を過ぎていることが普通でした。
その当時はどこに泊まっていたかというと、まあカプセルホテルとかビジネスホテルにも泊まったのだけれども、一番多かったのはシェアハウスでした。
就活生は1泊500円(!!)という、ほとんどタダ同然の価格で泊めてもらっていました。
ここにつながった出会いというのは、僕がずっとインターンシップで関わっていた企業の役員の方が元Rで、その方の当時の部下が独立をして、いわゆる場づくりをビジネスとしてしていると。
その役員の方に僕が東京で就活を始めます、と話したときに、泊まるとこないなら繋ぐよ、といって紹介してもらい、そのつてもあって僕は就活生だった半年近くの間、そのシェアハウスにお世話になりました。
その場所ではもちろん僕みたいに地方から東京で就活をしに来ている学生が多く集まっていて、北は北海道から南は九州まで、いろいろな地域の同年代の人と知り合うことができました。
もちろんずっといるわけではないので、入れ替わりではあるのだけれども、それでも僕はほぼ毎週行っていたので、馴染みの顔ぶれができてくるわけです。
その場所にはいろいろな大人も出入りしていて、僕も就活を終えて社会人になったら、時折未来の後輩のためにここに足を運ぶことをしたいな。そんなことを考えながら、日々の面接に向かっていました。
あの当時、いつも0時を回ったあたりで家に帰ってくる僕を迎えてくれる場所があったということは、今思い返すとすごく大きな支えだったなと。
特別に就活の相談をするわけでもないし、それこそ他愛もない話をしたり。泊まっている間も、朝から夕方くらいまでは選考に出ているわけだし、夜は何かと予定が入ることが多かったし、それ以外の期間は僕は地元に戻っていたので(毎週飛行機で往復していたw)、その場所で何かをしたとか、そういうことではないのだけれども、暖かい場所だったなぁと思うわけです。
僕も就活を終え、報告のメッセージを送ったあとは就活生ではなくなったので、なかなか顔を出しに行けていませんが、また落ち着いたら遊びに行きたいですね。
思い出の記憶。
ありがとう。