成功する人と失敗する人がいるのではない。挑戦する人と、何もしない人がいるだけ。
成功と、失敗は対極にあるものではないんですね。
成功する人と、失敗する人に分かれるのではない。
成功と失敗は表と裏。表裏一体なんです。
成功と失敗は、同じベクトルにある。
「挑戦する」というベクトルです。
その対極にあるものは、実は「何もしない」というもの。
僕はこれに気付いた時、ああ、自分はなんて小さいことでくよくよしていたんだと。
自分はもっと大きな振り幅で生きて行くんじゃなかったのか。
そう思いました。
何かをしようと思ったら、必ず失敗する。
成功しようと思うのならば、必ず失敗をして、その先にあるんだと。
そういうことなんですね。
人生で一度も失敗したことのないエリートほど、怖いものはない。
挫折経験というのがないんですね。
例えば小中高と勉強ができて、そのまま大学に入学した。
そこから、親の期待に応えて、いわゆる「いい企業」とか「安定した公務員」というエリートコースを歩んだとします。
でも、そこに入ってみて気づくわけです。
「あれ、なんで私はここにいるんだろう?」と。
そうでなくても、社会に出たら、必ずどこかで挫折するわけです。
それこそ企業という組織においては、社長になれる人は1人だけ。それ以外は全員どこかで、出世レースにおいては挫折するわけです。必ず限界がくる。
そんな挫折経験を初めてするのが、例えば30代だったら、それがその人の人生初の失敗経験だったとしたら、すごく悲惨じゃあないですか。
でも、実際にいるわけです。
20数年間、失敗したことがなくて、初めて失敗するのは、いい大人になった後、みたいな。
それで、「自分の人生はおしまいだ」なんていって、心が折れてしまう。
でも、全くそんなことはないわけで。
大切なのは、他人事ではなくて、自分ごとです。
あなたが、自分の人生をどう生きるかということ。
失敗経験がないということは、自分の枠を超えた挑戦をしたことがないということ。
それでは、僕はつまらない人生だと思います。
翻って、僕自身、最近いつ失敗をしたんだろうと。
自分の枠を超えて、何に挑戦したのだろうと。
そう考えさせられます。
常にその気持ちを忘れずにありたいですね。
ありがとう。