営業力が過度に尊敬されるのは、未熟な業界。

2019年1月20日日々徒然

営業力は大切。

これは、ビジネスに携わっている人ならば、絶対に思うことではないでしょうか。

ビジネスをするということは、何らかのモノやサービスを売って、対価としてお金を稼ぐ、ということです。

どんな仕事の仕方であれ、モノやサービスを売らないという仕事はないわけです。

必ず何かしらの価値発揮をして、お金をいただく。

言い換えると、営業というものは、どんな仕事をするであれ、必ず必要であるもの、ということになります。

会社として営業力があれば、基本的に何でも得ることができます。

そして、営業力のある会社は、売り上げが上がっていき、基本的には伸びていきます。

業界の中で他者と目にわかる差別化がなければ、お客様は営業力のあるほうからモノやサービスを買うからです。

特に、新しく事業を作っていく段階であったり、あるいは新しい顧客を開拓していく段階であったりする場合は、絶対的に営業が大切。

営業力が、その会社、あるいはその業界の伸びに相関していきます。

僕自身、これから社会に出ていく身として、愚直に営業の力を身につけていきたい。

という、営業の大切さを踏まえた上で、営業力についてあえて否定する意見を書いてみたいと思います。

営業力が過度に尊敬されるのは、未熟な業界

あくまで僕の感覚ですが、営業力がそのまま地位に直結している会社や業界というのは、尊敬できないものだと思います。

なぜなら、やっぱり顧客は、営業力のある人間ではなくて、アフターサービスをきちんとやってくれる人間に、敬意を払います。

僕らは、営業されることを嬉しく思ったりはしないわけで、何にお金を払うかというと、やっぱりアフターサービスに対してだからです。

営業は、ひたすら自分のためであるのに対し、顧客のためになるのがアフターサービスだから。

営業力も大切だけれど、その本質のほうがもっと大切なのではないでしょうか。

営業力がそのままダイレクトに地位に結びつく業界は、いつかその本質からずれているツケを払うことになる。

と僕は思っています。

感謝の反対は、当たり前。なんですね。

サービスを売って買ってもらうことが”当たり前”になると、何かを買ってもらって”当たり前”になってしまう。

そこには”感謝”がなくなってしまう。

それはすごく寂しいこと。

感謝が薄くなってしまった業界は、だんだんと尊敬されなくなっていく。

だからこそ、形はどうあれ、アナログの人間力で差がついていくんですね。

僕もそんな愛のある大人になりたい。

ありがとう。