10年後、互いに胸を張って再会したいと思える友人との出会いに感謝。

2019年1月20日日々徒然

先日、夏休みで帰省している早稲田の友人と会いました。

大学で1年間留学に行っていた彼は、いま大学3年生。

来年度、卒業するとのこと。

今年度、大学を卒業する僕と、これからの進路のこと、今までの大学生活のことなど、久しぶりに色々な語り合いをして。

とても素敵な時間。

彼は、僕が高校時代にできた、数少ない大切な友人の1人。

中高一貫校に通っていたので、高校で新しい人と、すごく仲良くなるということは珍しい。大学時代の今まで続いている友人というのは、中学時代の友人と、高校時代の彼と、ほぼほぼこのくらいしかいないんですね。

医学部を目指して、そこで挫折して、東京に行った彼の人生は、すごく深い。

東京という華やかな大学生活に囲まれる中で、必死に勉強をし、自分自身の生き方を深め続けた彼には、すごく頭の下がる思いがします。

周りに流されずに、ゆっくりと、でも着実に自分のやるべきことをやり続けた彼は、4年前よりもずっとずっと大きな人間になっていました。

僕も成長できているのでしょうか。

お互いに、あの頃よりも大きくなったな、と言い合えるような仲でありたいですね。

彼は来年、もう1度、以前描いていた”医者になる”という夢に挑むそうです。

大学時代の貴重な時期に、4年間という時間をかけて、やっぱり自分が進む道は、今の道ではない。

改めて好きなこと、生きていく意味を考えて、以前は手放しかけた夢に、もう1度挑むと。

僕には、彼の生き方が、ものすごくかっこいいものに思えた。

半端ではないことだと思うんです。

いわゆる有名大学というところに進学して、周りの期待もあったでしょう。

同級生たちは、どんどんと新しい、大きな世界に進もうとしている。

もしかすると、就職活動に専念したほうが、周りからすると楽で、かつ「いい人生」が手に入るかもしれない。

それでも彼は、自分の心の声を聞いて、あえて厳しい道を、一見すると遠回りの道を選択しようとしています。

その生き様が、すごく輝いて見えた。

そして、ちょっとだけ、うらやましかった。

翻って僕は、人に堂々と胸を張れる生き方をしているのか。

自分自身の生き様を、正々堂々と語ることができるのか。

そんなことを、自問自答しながら、彼と別れた後の時間を過ごしていました。

10年後、お互いがもっと成長して、互いに胸を張って今の時間を思い返す。

そんな時代が来ることを、心から夢見て、僕も日々の一瞬一瞬を大切に歩んでいきたいと思います。

ありがとう。出会いに感謝。