『響 〜小説家になる方法〜』がセットで送られてきたので
友人からAmazonで箱ごと送られてきました。笑
ありがとう。土日に全部読みました。めっちゃ面白かった。
東京で頑張っている友人から教えてもらった漫画なのですが、僕宛に本をプレゼントしてくれるそうで、
「なんでも好きな本、プレゼントするよ、何がいい?」
といってくれまして。(まじ、神)
とはいうのもの、僕はいま自分で「これ、ほしい!」と思った本は全部買って読んでしまうので、
「僕が読まなそうな、オススメの本、教えて!」
といったところ、教えてもらったのがこの『響 〜小説家になる方法〜』という本でした。
というような会話を平日していたのですが、僕自身がそれを忘れていて、土曜日の朝、「ピンポーン」と宅配で送られてきたのが、こちら!どんっ。
(それにしても、土曜日の朝のインターホンは、本当に眠くて不機嫌になる。。嘘です、送ってくれて、ありがとう)
この土日で8巻全部読破しちゃいました。面白かった。僕にこの漫画を送ってくれた友人も、他の人からオススメされたらしい。
響~小説家になる方法~ 1 (ビッグコミックス)
友人から勧められた作家になる女の子の物語。才能は世界を塗り替えるということが刻銘に描かれています。
<ストーリー>
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。
編集部員の花井は、応募条件を満たさず、
ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。
封を開けると、これまで出会ったことのない
革新的な内容の小説であった。
作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・
物語としては、高校1年生になる15歳の一人の少女(鮎喰 響(あくい ひびき))と、その高校の部活である文学部を中心に、いまの日本の文壇へ一石を投じるような内容が赤裸々に描かれています。
読書好きで、あらゆる文学に精通しているのだけれど、独特の感性と物怖じしない物腰で、社会と大人たちへと物申していく物語。
今日の東洋経済オンラインにその辺りがうまくまとめられていました。
実写化で映画化されるんですね。
作者の柳本光晴さんの熱量がこもった作品で、ちょっと破天荒な進展もある気がしますが、気づけば全部読んでいました。
自分の才能をどこまで信じきれるか
やっぱり、才能って世界を塗り替えるんだなあと思うわけです。
なんだろう。物書きになりたいなんて思う人は、基本的に図々しい人がほとんどなわけです。
世の中には、自分よりもはるかにすごくて、確からしい情報を発信する人や会社がたくさんあるわけです。
にも関わらず、いや、やっぱりこれは違う。僕は、私は、こう思う。
ということを発信しようと思っている人たちなわけで、それはもう基本的には図々しい。
でも、それが自分の意思や信念を持っている人たちであるわけで、自分はこう思う。ということを世の中に、自分自身の言葉で発信したいと思っている。
物語を書く人たちも同様で、極端なことを言えば、別に物語なんていうのは書く必要はないわけです。
少なくとも、あなたが物語を書かずとも、世界はなんら変わらない。
それでもなお、書かずにはいられない衝動があって、だかこそ世の中には、素敵ん物語が溢れている。
そして、あわよくば、誰かが自分の書いてくれば文章や物語を読んでくれて、いいなあって思ってもらえたら、そんなに嬉しいことはない。
それが、自分の才能を信じるっていうことだと思うわけです。
***
世の中に、社会に何かを投じたいと思っている人たちは、その思いを貫き通すことができただけで、やり続けただけでそれはもうすごいことなのです。
その表現方法が作家であるならば文章であり物語であるし、それが起業家ならば会社経営に置き換わるのだと思っています。
勘違いの継続力こそが才能だということなのです。
この物語は、そんなことを思わせてくれます。
9巻セットはこちら。