「社会人3年目が終わった時に、何か一冊の本を書いて」と言われたら、何を書く?

やっぱりいつか物書きになりたいな、といった時にそう言われました。
10代の頃から「いつか文章を書くことを仕事にしたいな」と思っていたけれど、今この瞬間に一冊の本を書いてと言われたら、どんなことを書くのか。そんなことを考えさせられる質問にハッとさせられました。

やっぱり今、僕がこうして日々ブログに綴っているようなことを書くのだと思うのです。
じゃあ、今の僕は一体何を書いているのだろうか?

生きる場所を選ぶということは、生き方を選ぶということ

誰しも「幸せに生きたい」と思っているはずです。
そう思っていないのであれば、いまが幸せで気づいていない人か、いまが不幸なので「どうせ世の中なんて」と悲観的になっている人のどちらかだと思います。

いま、幸せな人。いま、悲観的な人。
世の中にはどちらの人も多いと思うのですが、いま幸せな人は、それでいいのだと思う。

そうではなくて、いま悲観的になっちゃっている人。
そして「幸せに生きたい」と思っている人たちに向けて、読んだら元気になる文章を書きたいなと思って僕は日々こうして文章に向かっています。

このブログのサブタイトルはいま『ビジネスサイドから見る就活の在り方を書くブログ』となっていますが、そのように書いている理由は、人生において何よりも大事なのは自分が「どの場所を選ぶのか」ということだと考えているからです。

「選んだ場所で、どのように生きるのか」という観点も大事なのは間違い無いのですが、人はそんなに頑張れない時だって多いにあります。
であるならば、頑張ることが苦ではない場所、あるいはそもそも「あ、頑張っているな」と感じないような場所を選んで、そこで目一杯に生きることだと思うのです。

結局は、生きる場所を選ぶということは、生き方を選ぶということだと思うのです。

世の中の入り口に立つ場所を考えるきっかけを書く

林修先生風にいうと、人生では「勝負する土俵を間違えない」ということがもっとも大切です。
人は誰しも顔が違うように、個性があります。好きなこと、できること、やり続けられることは人それぞれ、その大きさも人それぞれです。

自分がいる場所を間違えて選択してしまうと、辛いのです。
背伸びしすぎて辛いこともありますし、退屈すぎて辛いこともあります。

もちろん、選んだ場所が違えば、あるいは自分自身が成長すれば、今いる場所を変えれば良いのですが、常に「自分がいま、どこに立っているのか」ということを見る視点は大切です。

 

日本には、百数十万もの会社が存在します。
働くことは生きることに大きく繋がってきますが、どの場所を選ぶことが自分自身の幸せになるのかということを、僕は10代の頃にたくさん知りたかった。

それは「いい就職先を探す」ということが目的にあったわけではなく、自分自身の生き方を考えるという見方も含めて、世の中のリアルが知りたかった。

社会の仕組みだとか、ルールだとか、大人の世界のリアルだとか、いろんな世界を知りたくて、だからこそたくさん本を読んで、向こう側に行きたいなという悶々とした思いを抱えた学生時代を送っていました。

ようやく少しずつ、10代の自分自身が知りたかったと思えるような世の中の全体像が見えてきた今、それらを一つ一つ言葉にして書き綴りたいと思っています。

こうして一人で生活を営むことができて、好きなように生きられることが幸せです。

あなたの仕事を本にしてくださいと言われたら、いつでも書けるようにしておく

餅は餅屋という言葉がありますが、世の中は(日本だけでも)何万、何十万という種類の仕事で成り立っていて、そこには何千万人という人たちが関わっているわけです。
それぞれの「はたらく」があって、それぞれがプロフェッショナルを全うしているからこそ、この社会は成り立っています。

「ああ、明日からも仕事かあ。つまらないな」と思っている人は是非、自分の仕事のならではをまとめると、どうなるのか?と考えてみると見える景色が変わります。
あなたにとって当たり前と思ってやっていることも、違う人からすればものすごく新鮮です。場合によっては天才的に見えることだってあります。

別に物書きになろうと思わなくても良いですから、コツコツと日々の生活を書き溜めておくことで、いつかの時にあなたの背中を後押ししてくれるものになります。
「自分ってこんなに頑張ってきたんだ」と思えるものが1つのブログでも、日記でも、SNSでもいいのでそこにあるだけで、元気になれます。

「いつでも書けるようにしておく」という心構えで日々の自分の仕事を見てみることで、豊かな人生を送ることができる。
書くことすべてがあなたの自伝になるので、人生をもう一度生きることができる。自伝を書くのに早すぎるということはないのだと思います。