長期的に支持され続けるブログの共通点は、文章に”教養”が感じられること
僕が去年の夏に「はてなブログ」からこの「ワードプレス」へブログを移行した時に、その当時に読んでいた他の人のはてなブログを一掃しました。
はてなブログがはてなたる所以であもあるのですが、はてなのアカウントでお互いがフォローできる仕組みがあります。
そしてそのフォローしている相手のブログが更新されると、自分のはてなブログにも通知が表示されるのです。
あるいは、読んだ相手に対してスター(星マーク)を送ることもできました。こうしたインタラクティブ(相互的)なやりとりが、はてなブログが人気の理由だと思います。
一方で、正直にいうと「なんとなく」でフォローしあっている人やブログというのも、ある一定数、存在していました。
なので、僕自身がはてなから移行するときに、ほとんどのフォロワーを一掃したのです。要は、わざわざはてなを開いて見に行くことをしなくなった、ということです。
上でほとんどと書いたのは、全てのはてなブログを見に行かなくなったわけではないからなのですが、その中の1つに、もう丸3年、読み続けているとある雑記ブログがあります。
今はとある外資系企業で記者/編集者として働いていらっしゃる40代男性が綴るブログです。
このブログを書いていらっしゃるずずずさんという方はもちろん匿名ですし、僕も存じ上げない方(あったことなどもちろんありません)なのですが、文章が暖かくて、人間味あるブログが心地よいのです。
面白いといえば面白いし、役にたつといえば役にたつのですが、単に「面白くて」「役にたつ」から僕が毎日読みに行っているわけではないのです。
要は、なぜか惹かれる魅力がある文章を書く方であり、そのブログには足を運びたくなる魅力があるのだということです。
いま、初めてそのブログを見られた方は「電車の中の恋人」というタイトルがつけられた理由がわからないはずですが、
実はこのブログが書かれた当初、本人は今とは別の日系企業にいて、そして毎朝通勤電車(京浜東北線)で一緒になる二階堂ふみさん似の通称「ふみちゃん」に片想いをする、そんな物語が書き綴られていました。
僕が大学生の頃から読んでいるので2016年くらいから書かれていたブログだと思いますが、僕は一掃したはてなブログの中でもこのブログはずっとニュースフィードに登録をして、毎日、ふらっと足を運んでいるのです。
気品ある文章は、やっぱり本人の教養が滲み出ていると思う
文章が上手い人というのは、世の中にたくさんいます。
単に書くのがうまく、わかりやすく、読みやすい文章というのは世に溢れています。
このずずずさんという方ももちろん職業柄文章を書くプロなので、すごく読みやすい文章を書かれます。
でも、同時にこのブログを書くときは力を抜いて、気軽に、自由に書いているはずなのです。
そうやって力を抜いて書いた文章にこそ、魂が宿るのがプロです。
まさしく、読みやすくてわかりやすいだけではなく、どこか読む人を惹きつける文章こそ魅力なんだと思ってやみません。
本人の品格であり、知性と教養だと思うのです。
他にも僕が「この人の書く文章は・・!」と惹かれて読む作家さん、ブログはいくつかありますが、やっぱり長期的に読者の人たちに支持され続けています。
そしてその共通点は、本人に圧倒的な基礎学力があること。そして、読書家であること。この2つだと思っています。
気品ある文章を書く人。すなわち教養が滲み出ている人というのは、例外なく読書家です。読んだ分だけその人の知性となり、結果としてそれが書く文章に表れているのだと思うのです。
僕もそんな文筆家になりたひ。
<追伸>
僕はずずずさんの回し者じゃあありませんよ。ちょっと褒めすぎたかな。笑
いつか、どこかでお会いする機会があれば嬉しいものです。