ここだけの話、受ける企業を間違えなければ、就活は楽勝
2018年10月、日本の就活ルールを作っている経団連という組織が、「採用選考に関する指針」を策定しないことを発表しました。
要は、就活におけるルールを無くしますね、ということです。
その発表自体は数年前から予想されていたことで、ここ数年の学生の「売り手市場」は実質的に2020年を持って終了ということになります。
そんな中、東洋経済オンラインがまとめた「入社が難しい有名企業ランキング」なるものを発表し、とても興味深いなあと思いながら眺めていました。
みんなが知っている”あの有名企業”に入社できるのはわずか数パーセント
上の入社難易度トップ200のランキングをざっと見てほしいのですが、1位の三菱商事を筆頭に、上位には総合商社が並んでいます。
さらっと下の方まで見てほしいのですが、多くの就活生は、このトップ200の企業の中からエントリーをし、必死になって自己分析やSPI、そして面接対策をして選考に臨むはずです。
2017年卒業の新卒就活生はおよそ40万人といわれている中で、上のいわゆる有名企業に入社できる人がどのくらいいるのか?という話なわけです。
例えば、上の200社の平均採用人数(新卒)は、仮に50人だとしましょう。
多いところは200~300人、少ないところは10~20人くらいだと思うので、妥当な数字だと思います。
50人 × 200社 = 10,000人
40万人中、誰もが知っている有名企業に新卒ではいることが出来るのは、わずか2.5%にしかならないわけで、残りの97.5%の人たちは、それ以外の企業にいくことになるわけです。
就活はぶっちゃけ、どこを受けるかでほとんど決まる
以前、次のような記事を書きました。
いまだに僕のブログで、就活系の記事の中ではダントツに読まれている記事なのですが、それだけ50社、100社と落ち続ける人たちが多いということなのだと思っています。
思うようなところにいけない・・
と悩んでいる人は、実は努力不足なのではなくて、そもそも受ける企業群が間違っているのだと思うのですが、如何でしょうか。
僕の友人で、大手人材会社で新卒採用向けのキャリアアドバイザーをしている友人がいますが、その彼をはじめ、プロの人たちが口をそろえて語ること。
(「ぶっちゃけ、ほとんどの人は就活を始める時点で、受かるところは決まっているよ・・」)
ようは、誰もが三菱商事に受かるわけでもないし、東京海上日動に受かるわけでも、リクルートに受かるわけでもないのです。
そういう企業群に「頑張ったら受かる」人たちは、そもそもその場所に片手が掛かっていて、後はその壁を「よいしょ」と上っただけであるということなのです。
10代、20代のうちに何かをやりきる経験というのは大切です。
後悔のないように精一杯やってみるのもいいと思います。
だからといって、第一志望に受からなかったから人生が終わり、などとは思ってほしくないのです。
人生は、知らない世界や生き方がもっともっとあるのだと思う。
今日も良き日をすごしてくださいね。
読んでくれて、ありがとう。