いま、自分がやっているのは、家族に語れる仕事か?

2018年9月16日社会人1年目(東京→大阪), 経営者向け

「いらっしゃいませ。本日はお越しいただき、ありがとうございます。」

という大きな声で、何十人もの社員の方に迎えられ、会場へ足を踏み入れました。

昨日は、とあるクライアントの、2018年「経営方針発表会」に招待されていってきました。

ずっと社長とやり取りをしていた中で、ほとんど初めてと言っていいくらい、多くの社員の方にお会いすることができ。

とあるホテルというか会場を貸し切って行われたその催しものが、実は毎年恒例で行われているのだという。

最寄駅からその会場へはバスが出ていて、バスを降り、

その企業にとってのお得意さん先一同で、会場へ入るとき、冒頭のように迎えられました。

社員の方の出し物から始まり、各事業部の業績発表、

そして、社長による昨年の業績と、今後の取り組みについて、発表がありました。

各銀行をはじめ、お得意さん先一同が何十人と来ていらして、

ああ、地元で何十年も商売をしていると、こういう信頼が積み重なるのだなあと感じました。

ちなみに、僕らが社長と一緒に新規事業として取り組んでいることは、その企業の社員の方は誰も知りません。

定期的に会社に訪問をし、社長と打ち合わせを重ねている(もう、半年になります)ことは薄々と広まっているようで、営業部の方から名刺交換をされました。うっすらと話は聞いているそうです。

ただ、具体的には、何も発表がなされていない中で迎えた昨日。

「2018年の新たな取り組み」と題して、いくつかの方針が発表されていき、最後に、

「そして、プロジェクトXも取り組んでいます。まだ、発表することはできませんが、来年のこの場所で、お伝えできるように頑張ります」と社長。

会場の前の舞台のプロジェクトには、大きく、

「社内コード ”プロジェクトX”」

というプロジェクト名が映し出されていました。

僕らが取り組んでいるものは、社内コードで「X」と呼ばれているらしいです。

これは何としても、今年で形にしなければ。

という、大きな期待と、そしてプレッシャーとを感じた瞬間でもありました。

いま、自分がやっているのは、家族に語れる仕事か?

その企業は、オーナー社長ということもあり、社長の意思や思いが、強く社員の考え方や取り組みに反映されているということも、知ることができました。

社員の方がなんども「社長の想いを形に」とか「バトンを繋いで、次世代に」などとおっしゃっていて。

僕らが取り組んでいるものが、きちんと形にすることができた暁には、

社員の方が「うちの会社って、こういうことをやっているんだ!」

と、家族に語ることができるような。そうなったらいいなと、むしろ、そういうものを作り上げたいなと、そんなストーリーが見えた気がしました。

いま、自分がやっている仕事が目の前にあって、そして、それは家族に誇りを持って語ることができるものなのか?

という問いかけは、ずっと持ち続けてありたいなと思うんです。

自分自身への問いかけとして、持ち続けていたいですね。

その会の締めで(実は、2次会で懇親会があったのですが、1次会の締めとして)

ゆずの「栄光の架橋」

を全従業員が歌うというワンシーンがありました。

社長自身のストーリーが反映された歌だと思うのですが、ああ、こういうものに共感する社員が、この会社にジョインしてくるのだなあと。

みんな、泣いているんです。歌いながら。

会社の創業期って、こういう感じなのだなあということを痛感しつつ、

僕自身が経営者になるわけでも、なりたいわけでもないけれど、こういう体験をさせてもらえる今の仕事はいいなと思いました。

(その会社は「創業期」と呼べる年数ではないのかもしれないけれど、会社のタイミングで言うと、きっと新たな創業期なのかもしれません。)

2次会の懇親会を終え、その後に打ち合わせをし、社長自らの車で、最寄駅まで送っていただきました。

素敵な1日を、ありがとうございます。

いい体験をいただきました。

いい景色を、一緒に見たいです。

共に咲きたいですね。