面接が漠然と不安な人へ 〜「なにを」伝えるかを考える〜
(2018年1月追記)
***
この4月から社会人として新たなステージへと行きつつ。
僕が大学時代から書いているこの「就職活動」のカテゴリーの記事も、引き続き書いていきますね。
***
先日、とある後輩の就活生と話をしていました。
その子が言うに、
「私は面接で緊張してしまって、途中で何を話しているかわからなくなってしまうんです」「面接では、どのようにして伝えたら良いのでしょうか」
とのこと。
なるほど。
就活生の多くが、実はこういった不安を抱えているのではないかと、遅ればせながら初めて気づかされました。
初めて分かったというよりも、今まで会ってきた同世代や後輩の就活生と話をする中で、実は本質的には一つに帰着するのだと言うことに気づかされた。
それは、「なにを」伝えるかを考えていないということです。
面接が不安だという就活生は多い。
どのようにしたらうまく答えられるのか。自分を伝えられるのか。ちゃんと評価されるのか。
漠然とそういった不安を抱えながら、そもそも何をどう見られているのかわからないまま、就活を迎えて、そして就活を終えていくんです。
あなたは何を伝えるべきか?
あなたがもし就活生ならば、あなたは面接の場で何を伝えますか?
何を伝えるべきでしょうか。
面接の場で伝えるべきことは、あなたが最も伝えたいことではなく、面接官が最も聞きたいことです。
伝えたいことがあっても良いのだけれども、それはあくまでも相手が聞きたいことである、という前提のもとでしかるべきです。
面接に対して、どんな風に臨めばいいのかわからない、という人は、そもそもあなた自身が「何を」伝えるのか?ということをきちんと考えることです。
あなたはどういう人間で、どんな価値観を持って何に取り組んできて、これから先何をしたいのか?
面接というのは要は、「あなたってどういう人間?」ということがあらゆる角度から聞かれる場ですから、そもそもあなた自身が自分のことを「私は、こういう人間です」と言えなければ、話になりません。
面接をうまくやるテクニックはたくさんあるけれど、結局それは小手先でしかなくて、本質的には何も進んでいない。
面接をたくさん経験することも、大人にたくさん会うことも良いのだけれども、それ以前に自分自身が何を伝えるのかをちゃんと考えることです。
「なにを」伝える、「どう」伝える
自分自身を言語化する上で、最も本質的なことはどこまでいっても自己分析です。
自己分析に始まり、結局は自己分析に帰着します。
「自己分析」という就活用語っぽさが嫌なら、「自己理解」という言葉でもいい。
要は、あなたってどういう人間?という問いに対し、私はこういう人間です。と論を持って言えるようになる、ということです。
自己分析をちゃんとして、面接で相手に伝える上での考え方を。
それは、自己分析はあくまでも「なにを」伝えるかありきだということ。
みんな面接においてどう伝えるのか、キャッチーにすれば良いのか?どうすれば刺さるのか?というような、「どう」伝えるかということに目が行きがちだけれども、そもそも伝えるべきものを持たずには、全く意味がないということです。
自己分析をする上では、なにを伝えるのか。どう伝えるのか。ということは、分けて考える。
私はこれを伝える、というものが見えて初めて、どうすれば相手にもっと伝わるだろう?ということを考えるんです。
***
具体的な事例があると良いはずなので、僕自身が就活を行なっていた時に「何を」伝えようとしていたのか。
ということは、また別の記事に書きたいと思います。
読んでくださって、ありがとう。
<追記>続きはこちら
***
【これらの記事もよく読まれています】