卒論をがんばる理系学生の1日。

2019年1月2日大学時代

僕は大学は物理学科なのですが、お隣の地学科の研究室にお邪魔して、いまこのブログを綴っています。

いまの時期、理系学生は卒業研究(ないし卒業論文)に懸命に取り組んでいることでしょう。僕もそうです。

僕の専門は物性物理学分野といって、「物性」というのは物質つまりは「モノの性質」のことです。

モノといってもありとあらゆるものが物質なのですが、僕らの研究室は特に金属の個性、振る舞いについて研究をしています。

当然、僕の卒論というのはその物性物理の範囲なのですが、僕の願望もあって、もうひとつ別の分野も同時並行で研究を走らせています。

その別の分野というのが「経済物理学」という分野です。理系の方でもあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、その名の通り「経済学」と「物理学」を掛け合わせた分野です。「経済」について「物理学」の視点で研究をする、といった方がわかりやすいかもしれません。

僕にとって、この研究室の先生が大学での師匠のような存在で、それを理由に僕はこの研究室への配属を決めました。

yuto.hatenadiary.jp

(この先生の研究室に決めたことを書いた以前の記事です)

この先生はもちろん上で書いた「物性物理学」の専門家で、その中でも金属、特に原子番号が大きな原子(ウランとかプルトニウムとか)を主に研究している教授です。ウランとかプルトニウムというのは、いわゆる核ですね。この先生は以前、国の原子力研究所に所属していた超エリートです。

物性物理学をやりつつ、一方で色々な研究を同時に走らせることができる方でもあり、僕自身でいうと、純粋な物理学もやりつつ、もう一歩なにかリアル社会と繋がる分野を触りたいなと。

そんな願望もあって、僕はいまこの先生の研究室で「経済物理学」をやっている、ということになります。

経済物理ということで、いま僕はリアルタイムで「為替データ」をせっせと集める、とうことをしています。笑

為替、つまりは「ドルと円の関係」みたいなものがあって、その生データを集めている。

それをきちんとシステムを使ってプロットして、解析をする。次はその解析をもとに、実際に自分で(仮想的にですが)動かしてみる、というところまでをやろうと。

それが僕のいまの卒業研究になっています。

もともとは研究室でやっている物性物理に加えて、僕の願望で経済物理までをもさせてくれた先生には感謝しつつ。

2本を同時に走らせるというのはわりと大変ではありますが、のこり少しの大学生活、楽しみながら頑張っていきます。

ということで、また勉強に戻ろう。

<追伸>

今日は友人の誕生日のプレ祝いということで、ランチと、デザートでタルトを食べに。

いい1日でした。本当にありがとう。

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<追伸の追伸>

改めて、お誕生日おめでとう。

これからも、よろしくお願いします。