『嫌われる勇気』『小説家を見つけたら』を読んで。 〜いい土曜日の1日の夜に〜

2019年1月4日書評(という名の感想文)

今日(日付が変わってしまったので昨日)は、1日が長くて良い土曜日を過ごすことができました。

朝ちょっと早く起きて、コーヒーを飲みながらブログを書いて、シャワーを浴びて家を出る。

とある人の(あるいは、とある場所の。だろうか)のお仕事のお手伝いへ。

今日はすごく天気が良くて、冷たいのだけれども暖かな陽射しで、「いい朝だなあ」なんてことを思いながら、良き1日の始まりでした。

お昼ご飯は美味しい中華を食べたし、仕事をしながら本当にいろんな話をすることができて、すごく楽しかった。

その中で、あくまでも仕事を着地させる。という仕事に対する姿勢と、加えて”自分の人生を生きる”という人生へのスタンス。その両方を僕は間近で学ぶことができて、本当に恵まれているなと。

なんてことを考えていました。

夕方には家に帰って、少しお昼寝をして、それからずっと本を読んで、散歩をして、お風呂に入って、また本を読んで。というような自分の時間を過ごして、今。

今日読んだ本は二冊。

一冊目は、ちょっと前に流行った、というか広まった『嫌われる勇気』。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

この本が最初に出た頃にパッと読んだ記憶はあったのですが、そこまで自分の中に残っていなくて、そして最近改めてこの本に触れるきっかけがあって、再びきちんと読みました。

すごく、よかった。

以前には感じたことがない感覚を持っている今の自分がいて、それは僕自身、正直驚きつつ。

アドラー心理学、そして哲学について、わかりやすくストーリー仕立てで書かれているので、いささか極端なところもあったりはするのですが、僕はすごく興味深く、一気に読み切りました。

本の内容に関しては、また改めて別の記事で書きたいと思います。

【*追記 10月20日】

yuto.hatenadiary.jp

(『嫌われる勇気』の感想も書きました。)

もう一冊は、ショーン・コネリー主演で映画にもなった『小説家を見つけたら』という小説。

小説家を見つけたら (ソニー・マガジンズ文庫)

小説家を見つけたら (ソニー・マガジンズ文庫)

 

この小説のあらすじを引用すると、

NYの下町ブロンクスに生まれ育った16歳の高校生、ジャマール・ウォレスには誰にも言えない内緒の愉しみがあった。それは文章を書くこと。学校では文学少年である一面はまったく見せない彼だったが、読書から得た知識の豊富さと書くことへの熱意は誰にも負けないものがあった。

そんな彼がある日偶然にも出会ったのは、処女作でビューリッツァー賞を受賞し、その後、姿を消した大作家ウィリアム・フォレスターだった。フォレスターは自分のことを口外しないことを条件に、ジャマールへの指導を引き受けることになるが・・・・。 

というものになっています。(以上、あらすじ引用)

めっっちゃ、面白い。

僕は以前にDVDでこの物語を見ており、そのイメージが蘇ってきて、すごく楽しかった。

16歳の高校生と、現役を退いた元名作家が、「書く」ことを通して友情を紡いでいく。

そんな物語です。

ちなみに、上のあらすじについてですが、文章を書くことが「誰にも言えない内緒の楽しみ」であるというのが、またいいですよね。

本当にすごく分かる。

僕はいまはこうしてブログという形で文章を書いていますが、10代の頃なんていうのは、それこそ誰にも言わず、黙々とノートに向かっていろんなことを書いていたので。

さて、この物語は小説を読んでも面白いですが、やっぱりDVDがオススメです。

特に印象に残っているシーンがあって、ショーン・コネリー演じるフォレスターが、主人公のジャマール少年の目の前で、タイプライターの前に座って文章を書くんですね。

そのときの彼が、まるでピアノでも引いているかのように軽やかに、そして美しくタイプライターを叩いていくんです。それを見て、ジャマール少年が圧倒される。という、そんなシーン。

僕は確か10代の頃にDVDでこのシーンを見て、なんとかっこいいんだ。と何度も見た記憶があります。(もう4〜5年くらい前のことですが、そのシーンは鮮明に覚えています。)

ああ、もう一度DVDを見たくなってきた。

もし興味がある方は。

小説家を見つけたら [DVD]

小説家を見つけたら [DVD]

 

ちなみに僕はこのDVDをーーまあこれに限らずDVDは基本的にーーアマゾン(Amazon)で購入して、部屋の本棚に入れています。

今日もいい1日でした。ありがとう。

おやすみなさい。