自分の発する言葉を一番聴いているのは自分
僕は幽霊は信じないですが、「言霊」は信じます。
なぜならば、自分自身が発する言葉を最も聴いているのは自分だからです。
人は言葉によってマインドセットされていきます。
思考というのは、言語活動なんです。
言葉にできないものは、考えられないわけです。
だからこそ、子どもから大人にかけて成長していく過程で、思考力は増していくんですね。
人間を人間たらしめるのは「思考力」であり、その源は「言葉」なんです。
これに気がつかないと、常に自分で自分を負の方向にマインドセットしてしまう。
”負の言葉”を使うことによって、です。
だからこそ、言葉を大切に使うことがものすごく大事なわけで。
ひとつひとつの言葉の意味とか、定義とか。
そこを曖昧にしたまま、適当に言葉を使い続けると、適当な思考、ひいては適当な人生になってしまうわけです。
ひとつひとつを丁寧に意味づけしていきましょうよ。
自分自身で。
誰かの受け売りでは意味がない。
自分が、自分自身の言葉で、言葉に意味づけをするんです。
そのためには、語彙力というのはものすごく大切です。
ボキャブラリーですね。
たくさんの”いい言葉”に出会うことが、特に若い時代には大切で、そのためにたくさんの本を読んだり、人に会ったりするのだと思います。
僕はそうしています。
本を読み、人に会って、そこからもらった言葉で自己対話を繰り返していく。
そのサイクルの延長線上に、今があるんだと思っています。
今まで出会った本の中の言葉が、僕をつくって支えてくれました。
結果として、たくさんの人と話をするご縁をいただいた。
そのご縁に心から感謝しつつ、また自分自身を磨いていきます。
僕と出会ってくれて、本当にありがとう。