僕らの「自由意志」は本当か?について
ちょっと前に、友達と、フリードマンのFree to Choose「選択の自由」という本の話題になったので。ふと思ったことを綴ります。
僕ら人間は「自由意志」によって、人生を生きている。
はずですよね。
でも、脳科学的にはそうでもないんですよね。
一般的に「意志は脳の働き」であり、かつ、「脳が物理法則に従う」ならば自由意志はないと考えるのが適当である。
(Wikipediaより)
というのが「脳科学」の考え方なんです。
これは、自然科学、中でも物理学を学んできた僕にとっては、ものすごく自然な考え方。
僕がこの4年間、物理学を通して学んだことを一言で言うと「自然は損得勘定が上手」ということです。(僕の物理のお師匠さんである研究室の教授からの受け売りw)
つまり、自然は、エネルギー的に得することしか選ばない。
逆に、そういう風にあらゆる物理法則が成り立っていて、すべてはそれに従っているんのだ、ということです。
茂木さんも仰っていました。
「人間に自由意志はない」と。
あるのは『無意識』だけだと。
これってかなりすごいことだと思いませんか?
自分の意志で選択していることは、実は自然法則に従った「無意識」であると。
翻って、僕らの「無意識」を変えるようにしていけば、僕らの日常の選択も変わっていくんです。
よく言われる「無意識のレベルを高める」、
つまり「当たり前のレベルを上げる」ということを積み重ねていくことで、
僕らの『意志』はより高いところへと登っていけるんです。
無意識が習慣をつくる。
というのは事実です。
僕らは無意識のうちに、毎日の中で朝起きて夜寝るまでの行動及び意思決定をしているんです。
より成長したいと願うならば、そこに何らかの外的要因を作用させることで、あらゆることを
意識的 → 無意識的
まで落とし込む必要があるんです。
人間ってすごい。
良い習慣が、人を高みへと連れて行ってくれる
大切なことは、あらゆることを「意識的」から「無意識的」にまで落とし込む、ということ。
いわゆる「習慣化する」ということだと僕は思っています。
良い人間とは、良い習慣を身につけた人のことである。
という言葉があります。
(僕が今作りました。でもどこかで目にしたことがある気もするw)
よりよい考え方を身につけ、より良い習慣を身につけていくこと。
最初はそれが外的要因が作用することによるものだとしても、それが無意識レベルまで落とし込まれているうちに、気がつくと、それにふさわしいところまで自分自身を連れて行ってくれるんですね。
だから人は、本を読むし、人と語り合うし、自己研鑽を積んでいくんです。
そして僕自身も、振り返ってみると、そうやって今の僕があるのだと。
あるきっかけがあって、たくさんのより良い言葉に触れ、思考に触れ、それが自分の当たり前の振る舞いになったなと、ある日気づかされる瞬間があります。
1年前は当たり前じゃなかったことが、今の僕にとっては当たり前になったと気付いた時、見える景色は全く違っていて、1年前の自分よりもはるか遠いところへ、言うなれば一段高いところへ押し上げられているような感覚です。
だからこそ、今まで僕と出会ってくれたすべての人に、心から感謝。
ありがとう。
いつも、あなたに支えられています。
これからも、ともに登って行こう。