周りの人の人生を言葉にして綴っていくという生き方。
先日、とあるアーティストの弾き語りライブに参加しました。
ライブと言っても、ひとつのカフェの中で、ギター1本と地声だけで歌うスタイルの、規模の小さなライブ。
それがものすごく素敵なライブでした。
実は、当日ギリギリまで、僕はそのライブに行く予定はなかったのだけれど、友人の1人が、どうしても聴いてみて!と誘ってくれたことがきっかけで、参加しました。
その友人は、ものすごく素敵な感性を持っている女性の方なのですが、そんな彼女がどうしても!と言うアーティストは、どんな方なのだろう。
そんなちょっとした好奇心で参加してみました。
そのアーティストが、最初にギターを弾き始めた時の雰囲気。
そして、第一声の歌声が、僕の心に劇刺さりしました。
イメージは、僕の大好きな秦基博さんの弾き語りに近く、秦基博さんのガラス感を柔らかくしたような音楽で。
とにかく、ものすごく素敵だった。
ギターの音色、優しい声、そして心の声を綴ったような歌詞。
1曲1曲に、様々なストーリーが綴られていて。
歌ってくれた曲には、たくさんの想いが込められていました。
家族や恋人といった大切な人を想って歌う、美しい人生の歌。
少し前の事件で亡くなってしまった、ある1人の女性を想った歌。
僕らに向けて、夢を語る大切さをメッセージに込めた歌。
僕らに向けて語りかけるように歌う歌は、本当はその人が自分自身に語りかけているんだなと。
だからこそ、嘘偽りないメッセージで、聴いている人の心を動かすんだと思うんですね。
彼の言葉と歌声は僕にとって、とても痛く、とても美しかった。
素敵なご縁をくれた友人に、心から感謝です。ありがとう。
周りの人の人生を歌に込めて歌っていくということ
ライブ後に彼が話してくれたこと。
それは、彼の曲には、彼の周りの人の人生を歌にした曲が多くあるとのこと。
ああ、それが生きた証を残していくことなんだな。
僕はそう思い、それが僕自身の夢と重なって、心が震えました。
例えば、彼の先輩が、1人の女性と結婚するまでのストーリーを歌った歌。
1人の女性に恋をし、惹かれあい、そして離れてしまう。それでもその壁を乗り越えて、もう1度結ばれるまでのストーリー。
という恋の歌から、1人の高校球児の人生を歌った歌まで、彼が出会い、語り合い、時間を共有した人たちの人生が、歌になる。
僕は、その感覚に、ものすごく共感し、僕もそんな生き方をしたい。改めてそう思いました。
僕の夢は、本を書き続けること。
誰かの背中を押すことのできる、人生のきっかけとなることができる言葉を、綴ってありたい。
僕の関わった人たちの人生や、言葉を、僕の言葉を通して生きた証として残したい。
ライブ終わりの彼と話をし、そう約束をしました。
「君なら、絶対できる!俺は信じている!」
そのメッセージは、ずっと大切にします。
全国ツアーも必ず行きます。
あなたなら、きっとできる。
ありがとう。
<追伸>
誘ってくれて、本当にありがとう。いつも感謝。