周りの人の人生を言葉にして綴っていくという生き方。

2019年1月20日日々徒然

先日、とあるアーティストの弾き語りライブに参加しました。

ライブと言っても、ひとつのカフェの中で、ギター1本と地声だけで歌うスタイルの、規模の小さなライブ。

それがものすごく素敵なライブでした。

実は、当日ギリギリまで、僕はそのライブに行く予定はなかったのだけれど、友人の1人が、どうしても聴いてみて!と誘ってくれたことがきっかけで、参加しました。

その友人は、ものすごく素敵な感性を持っている女性の方なのですが、そんな彼女がどうしても!と言うアーティストは、どんな方なのだろう。

そんなちょっとした好奇心で参加してみました。

そのアーティストが、最初にギターを弾き始めた時の雰囲気。

そして、第一声の歌声が、僕の心に劇刺さりしました。

イメージは、僕の大好きな秦基博さんの弾き語りに近く、秦基博さんのガラス感を柔らかくしたような音楽で。

とにかく、ものすごく素敵だった。

ギターの音色、優しい声、そして心の声を綴ったような歌詞。

1曲1曲に、様々なストーリーが綴られていて。

歌ってくれた曲には、たくさんの想いが込められていました。

家族や恋人といった大切な人を想って歌う、美しい人生の歌。

少し前の事件で亡くなってしまった、ある1人の女性を想った歌。

僕らに向けて、夢を語る大切さをメッセージに込めた歌。

僕らに向けて語りかけるように歌う歌は、本当はその人が自分自身に語りかけているんだなと。

だからこそ、嘘偽りないメッセージで、聴いている人の心を動かすんだと思うんですね。

彼の言葉と歌声は僕にとって、とても痛く、とても美しかった。

素敵なご縁をくれた友人に、心から感謝です。ありがとう。

周りの人の人生を歌に込めて歌っていくということ

ライブ後に彼が話してくれたこと。

それは、彼の曲には、彼の周りの人の人生を歌にした曲が多くあるとのこと。

ああ、それが生きた証を残していくことなんだな。

僕はそう思い、それが僕自身の夢と重なって、心が震えました。

例えば、彼の先輩が、1人の女性と結婚するまでのストーリーを歌った歌。

1人の女性に恋をし、惹かれあい、そして離れてしまう。それでもその壁を乗り越えて、もう1度結ばれるまでのストーリー。

という恋の歌から、1人の高校球児の人生を歌った歌まで、彼が出会い、語り合い、時間を共有した人たちの人生が、歌になる。

僕は、その感覚に、ものすごく共感し、僕もそんな生き方をしたい。改めてそう思いました。

僕の夢は、本を書き続けること。

誰かの背中を押すことのできる、人生のきっかけとなることができる言葉を、綴ってありたい。

僕の関わった人たちの人生や、言葉を、僕の言葉を通して生きた証として残したい。

ライブ終わりの彼と話をし、そう約束をしました。

「君なら、絶対できる!俺は信じている!」

そのメッセージは、ずっと大切にします。

全国ツアーも必ず行きます。

あなたなら、きっとできる。

ありがとう。

<追伸>

誘ってくれて、本当にありがとう。いつも感謝。