ホリエモン【近大卒業式】伝説のスピーチから学ぶ社会人としての心得

2019年10月27日働き方・キャリア, 就活生向け

 

将来が不安になる時もあると思う。そんな時は、キャリアの先輩に会いに行けばいい。
大丈夫、ひとりじゃない。

 

来年、新社会人になる大学4年生の人から、社会人になる前の心構えって何ですか?と聞かれました。
あるいは、それらを知ることができる本はありますか?と。

僕がオススメをしたのは、ホリエモンこと堀江貴文さんが近畿大学の卒業式で、未来の若者に向けて発したメッセージです。

僕が以前に書いた記事の中にもホリエモンの登壇の様子を書いた記事がありますが、結構読まれています。

彼が何を言っているのかというと、今まで(学生時代まで)は敷かれたレールの上をうまく走ることが人生だったと。
親や学校の先生に言われた通りにうまく、レールから外れないように、まっすぐ早く走ることが人生の全てだったわけですよね。

でも、これからは(社会に出てからは)レールがない道を行かねばならないのだと。
レールをリードしてくれる人はいない。レール通りにまっすぐうまく行けば幸せな人生が待っている社会は、とうの昔に終わりを告げたのです。

まずはその事実を知ること。
そしてそんな社会の中でどうやって生き抜いていくのか?ということを感が続けることが大切です。

具体的には、SNS何かを使って世界中の情報を自分で収集して、自分の頭で考えて行動をすること。
そして、常識に縛られないことなのだと。

どうするか。
それは今の時代、スマートフォン1台あれば始められるわけです。
情報を仕入れ、考え、そして自分の言葉で発信することから始まります。

多くの人が思っている「今までの常識」は簡単に「明日の非常識」に移り変わる時代です。
そのスピードはものすごく早く動いている。

だからこそ、常に情報の感度を高くい続けることこそが、生き残るすべなのだということです。

学生時代と社会に出てからは大きくルールが変わる

学生時代と社会は何が違うか。
それは参加している競技が全く違うという事実。

ルールが違うという前提を知ることがすごく大事なわけです。
サッカーという競技をしているのに、「なぜ手を使ってはいけないんだ!?バスケットボールでは手が使えるじゃないか!」と叫んでもしょうがないのと同じ話。

大きく何が違うのかっていうことを書くね。
まず、学生時代までは「消費をする側」であり、社会に出るということは「生産する側」に立つということです。

生産をすることでお金を生み出し、そのお金をうまく社会に循環させて税金をなるべく多く支払ってね、というのが国民の義務なのです。

いや、学生時代までも消費をするだけじゃない。生産をしていたではないか、現に自分は飲食店でアルバイトして稼いでいたぞ。
という人もいるかもしれないけれど、それは「労働力の消費」という観点では同じこと。

アルバイトとビジネス、インターンシップと社員の何が違うのか。
それは「労働力の提供」を前提としているか否かということです。

だからこそアルバイトやインターンシップというのは、時給いくらみたいな契約になっているわけです。
1時間労働をすると1,000円というのがルールな訳です。

アルバイトのリーダーになって時給が1,050円になったところで、労働力を提供している分には変わりはないのです。
労働力の提供とは、時間の切り売りのこと。

例えば、時給いくらというルールの中でいうと、どんなに詰めてアルバイトのシフトを入れたとしても、1ヶ月で働ける時間は物理的に200時間程度ですから、最大で月収が20万円。
1年間の収入でいうと、240万円になります。実際はもう少し低いかもしれませんが。

でも、この働き方で年収は300万には行かないし、ましてや400万に到達することは永遠にありません。
確かに手取りで月に15万円とかあれば、自分1人がこの1ヶ月生活をしていく分には困らないでしょう。

それならいいじゃないか、という人もいると思います。確かに良いのです。

それが20代のうちや、あるいは30代のうちでも生活は成り立つのかもしれない。
でも、これが40代、50代になったと想像したらどうでしょうか?

これが大人になるということです。社会に出るということです。
競技のルールが変わるということなのです。厳しいでしょうか。

上で書いたことは一つの例えですが、ルールが違うという一つの良い例です。

これからは親や先生の言う通りにしていればお先真っ暗

僕は今、50代や60代の方々、経営者や大企業の部長陣とビジネスをする世界にいます。

間違いなく、彼らは今の日本を作ってきた人たちのDNAを受け継いでいるし、いま大企業で出世をしている人たちの価値観は、今の日本に大きな影響力をもたらしてきました。

僕が生まれる1980年代の高度経済成長後期、あるいは生まれた後の1990年代のバブル時期があり、日本は大きく右肩上がりで成長してきました。
昔は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉が世界中で叫ばれ、先進国ジャパンは世界中の若者たちの憧れの国でした。

そんな中で生まれて育って競争社会に生きてきた僕らの親世代というのは、間違いなく幸せな時代を過ごしてきたと思います。
確かに消費される生活は大変だったかもしれないけれども、今日より明日、今年より来年と、今より良くなる未来が約束されていた時代に生きていたわけです。

だからこそ、頑張れた。
毎朝通勤ラッシュで押しつぶされ、残業をし、夜は飲みに接待、週末は1日はゴルフ、1日は家族サービス。また新たな1週間を繰り返す。1年なんてあっという間です。

そうして40年間を生き延びていくことで、幸せになれると信じていたのが僕らの親の世代です。
その価値観は、ある意味正しかったのかもしれない。

人よりいい車を買い、いい家を買い、いい生活を手に入れる。
それが幸せだった。いや、幸せだと思っていたし、疑うことすらしなかった。

そのためには、親や教師や周りの大人の言うことに従い、できるだけミスをしない、できるだけ模範解答に近い点数を取る。それが正しいことなのだ。
頑張れば評価され、頑張れば幸せになれると思っていたのかもしれません。

実際僕の両親もドンピシャでその世代です。
彼ら自身もいまだに「努力や我慢の先に幸せが待っている」と思っているし、情報を収集して自分の頭で考えるよりも、誰かに言われた「こうしなさい」に従うことで幸せになれると思っている。

子どもである僕自身の幸せを願ってくれているにも関わらず、彼らが「こうすれば幸せになれると(誰かに)言われたこと」をそのまま僕に伝え、それをすることで僕自身が幸せになれると信じて疑いません。

僕はちゃんと親の愛情を受け取って育ちました。
でも、不思議なことに「幸せになるために我慢する」という人生を送ってきた僕の両親は、60歳を迎える今になってなお昔思い描いた幸せな生活は手に入れていないと嘆いています。

一体何が正しいのでしょうか。

良い加減、目を覚まして欲しい。
親や教師、周りの大人に言われるがままにすれば幸せになれる(と思っていた幻想の)人生、そんなものはないのです。

未だに「親の期待に応えるため」に大学を出、就職先を選び、結婚をしなければならないと思っている人は大勢います。

昭和ではなく、平成も終わり、令和になった今の時代もなお、です。

時代は変わったのです。社会は変化しているのです。
時代が変わったということは、参加する競技が変わったということ。
参加する競技が変われば、ルールが変わるのです。

僕は今26歳ですが、20代の僕らですら、学生時代に教わったことの大半は、古い価値観です。
何故ならば、教える側の人間である学校の教師が、古い価値観の中で生きているから。

その通りに生きることで幸せになれると、本当に思っていますか?

便利で自由な時代に生きることはすごく楽しい

これだけ便利な世の中です。
スマホ1台で生活が完結する時代。最高じゃありませんか。

その便利さを享受する中で、1つ忘れずにいて欲しいこと。
それは、その便利な仕組みを提供する側の人がいると言うことです。

今はニュースアプリで簡単に情報が収集できる。
こうしてブログに文章も書けるし、SNSを通して発信することができる。

楽天やアマゾンでなんでも買えるし、僕は食材や生活用品もネットスーパーで全て注文をしています。
何か今すぐに食べたくなれば家の隣のコンビニ行くか、あるいはウーバーイーツのアプリでボタン1つ押せば20分後にはできたての料理が届く時代です。

やりたいことを表現でき、誰かと直接・すぐに繋がることができる時代。

これだけ自由な世の中に生きているのに何故、多くの人はまだこんなにも不自由そうな顔をしているのでしょうか。

便利さ、自由さを存分に享受することで、新たな「価値」を生み出すことができる世の中です。
そこには何もビジネス的に複雑な云々は必要なくて、自分自身が「楽しい!」とか「好きだ!」と思ったものをやり、それらの経験を少しばかり形を整えて発信することで、気づけばあなたと社会は繋がっているのです。

ホリエモンが話をしていました。

これまでは、卒業したあと就職活動とかまぁたぶんしたんでしょうけど、同じ会社でずーっと勤め上げて定年退職して、その間に家族を持って家を建ててみたいな、いわゆる普通の生活というのをこのあと皆さんは送っていくことになったのかもしれませんが、そんな未来は、おそらくみなさんのうちの本当にごく一部の人しかそういった未来を歩まない、いや、歩めないと思います。

今、私が創業したライブドアという会社もそうだったんですけれども、インターネット、そしてスマートフォンといったものが社会の仕組みを大きく変えつつあります。
まだみなさん気づいてないかもしれないです。スマートフォンでゲームやってるだけかもしれないですが、みなさんが知らないうちに、世界中のすごい人たち、頭のいい人たちは、どんどん皆さんが知らないうちに、新しい技術を開発して、勝手に世の中を変えていってしまっています。
まず、みなさんはその事実に気づいてください。ただ今まではレールに乗って大学を卒業すればよかったかもしれないですが、これからそんな甘くないです。

時代は変わる。でも、自由になれるツールは揃っているのだと。

自分で出来るだけ多くの情報に接することがまず大事です。そのためのツールは揃っている。別に先生に教わらなくても、自分で、たとえばスマートフォンのニュースアプリを使って情報に接することも出来るし、ソーシャルネットワークを使って、世界中の、自分が「面白いな」「この人の話聞いてみたいな」っていう人たちの情報にすぐに辿りつくことができます。簡単です。まず、自分で情報をーー世界中の素晴らしい頭のいい人たち、先を行ってる人たちの情報をーー、触れることができるので、まず、そのことを頭の中に入れておいてください。
そして、それだけじゃダメです。これからは、そうやって仕入れた情報を、自分の頭で考えて、そして自分で発信して、頭の中を整理して自分で考える癖をつけていかなければいけないです。それはどうやってやるのか?簡単です。インターネットでブログやら、ソーシャルネットワークやら、そこで毎日発信し続ければいい。非常に簡単なことです。それをできれば毎日やってほしい。そうすることによって、世界中の様々な情報を自分で頭の中に入れて考えて自分なりの判断ができるようになると思います。

これからは権威が当たり前ではなくなる時代なのです。
だからこそ、自分自身で発信をし続けることが大切になってくるのです。

発信をすると言うのは、誰かと繋がるということです。
顔が見えなくとも、誰かが自分の発信した何かを見てくれれば繋がります。
繋がりが生まれるというのは、そこに社会ができるということ。

未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。

自分自身がやりたいこと、実現したいことをやりましょう。
なんなら、こうして僕の書いた文章を読んでくださっているあなた、僕と一緒に何かをやりましょう。

何がやりたいのかわからないという人がいれば、それを見つけることから一緒にすることだってできます。

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ぜひ、面白い人生を生きましょう。

いつも読んでくださって、ありがとう。