【合宿@滋賀県 part2】メタ認知の重要性 〜追い込まれた局面で出る、自分の思考のクセを知る〜
前回の記事に引き続き、合宿について。
1日目のワークショップですが、最初はマシュマロタワーでチームビルディング。
続いては、就活のグループディスカッション的なワークをやりました。
2チーム(各チーム4〜5人くらい)に別れて、あるお題に対して、答えを出すというもの。
1チームは、もう1チームがお題に取り組むのを見ていて、あとからフィードバックをする、というもの。
1つ目のお題は「砂漠で砂を売るには」というもの。
僕らのチームは、もう1チームがやっているのを見ていました。
流れとしては、以下の感じ。
①15分間のグループディスカッション
②5分で見ているチームに向けて発表
③発表や、関わり方に対してフィードバック(15分)
④そのFBを受けて、どう思ったかをチームで話し合う時間(多分10分くらい)
その後、チーム交代。
僕らのチームは「いま、チームに1億円あったら、何に使うか」というもの。
ものすごく学びのあるワークショップだと思うので、裏側で思ったことを書きますね。
自分の思考のクセを知る
このワークショップの意図は、別に就活のグルディスのように選考をするものではなくて、僕は「メタ認知」のためにあるものだと思っています。
かなり良いワークショップだと思いました。
ディスカッションの時間が15分(20分でもいいと思う)と限られている中で、まあ普段考えたことのないような(あるいは、思考しづらい)テーマがあり、一定の答えを出さないといけないという状況に置かれた時、人の思考のクセが出るのだと思っていて。
限られた時間の中でチームのGOを出さないといけないので、ある一定、どこかで妥協が生まれるはずなんですね。
納得できないけれど・・
とか、逆に、「いいね!」という共感だけで物事が進んでしまったりとか。
そういった限られた局面になった時に、人の言動は一定の反応を示します。
そこで、周りからの見え方があったりとか、FBがあったりと、メタ認知をあげるという意味で、ものすごく良いワークでだと思います。
加えてチーム制なので、一定チームビルディング要素もあり、就活のグルディスのように「チームで結果を出すためのパフォーマンスを図る」というよりは、個人やチームのメタ認知を深めるというところで、ものすごく有効ではないでしょうか。
何かに対比させて初めて、自分を知ることができる
以前、僕の大切な人から、
「仕事をしている理由は、自分を知るため」
という言葉をもらったことがあります。ものすごくわかる。でも、それを一言で言語化するために、どれだけいろんな模索があったことなのか。
研修や合宿というのは、オンタイムでのビジネスタイムを削られるという意味では、メンバーからすると微妙な心境もあるかもしれません。
ただ、こうしていつもとは違う角度、違う刺激があるとまた、一段と深く自分を知るきっかけになったりするのだと思うんです。
僕は今回、(半分遠足のような)この合宿で、新たな自分の一面を知ることができて、すごく良かった。
ワークショップを終えての感想。
学びと気づきの質は、その人の思考の深さと、周りからのフィードバックの質に大きく依存する。
ワークショップの質は、そのWSに取り組むメンバーの質に大きく依存する。
面白いですね。ありがとう。
<追伸>
同じワークでも、やる人によって全然違うものなのですね。
来年、マシュマロタワーをやると、また何か見えるのでしょうか。