【就活】【GD】グループディスカッションで詰まったらこれを読め! ~グループディスカッションでは、グループ全員で通過しようとする人が通る~

2019年3月21日就活生向け, 面接



憧れの会社はある。志望動機はない。

憧れの会社はある。志望動機はない。

 

(2018年1月追記)

就活生に向けて、僕なりのオススメの本を書きました。

パート2はこちら。【就活】グループディスカッションで意識すべき3つのこと

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就活で面接に進むと、面接の初期の段階でよく直面するのがGD(グループディスカッション)という選考。
具体的な対策方法を学ぶことがないまま、なんとなくGDを受け、なんとなく通ったり、落ちたりを繰り返す就活生が多い。というのが僕の就活を通しての実感です。

GDには、ある一定のやり方や、コツみたいなものがあるのは事実です。
それは、多くの就活本やネットの記事に書かれていて、それはある一定レベルで正しい。

例えば、初歩的なところからいくと、まず役割分担をしましょう。きちんと自分の役割を担い、かつ適切な発言をしましょう。面接官は、みなさんのこういうところを見ています。等々。
とりあえずそのベースは知っておかなければならないので、本を1冊買ってきて、そのベースは抑えることをお勧めします。

さて。そういったハウツーはあったとして、でも、そのハウツーはみんなが知っている。

GDが課せられる企業というのは、そもそも結構な規模感の企業になってきます。
そして、その規模感の企業を受けてくる学生というのは、ほぼほぼ例外なく、就活本を読むという対策はしている。
もし、ある程度の規模感の企業を君が受けようと思うならば、そういった人たちが前提になっていると考えてください。

だからといって、全員が通るわけではもちろんない。GDに受かる人と、落ちる人の決定的な差というものは必ず存在します。

そのことを述べる前に、では、そもそも、なぜ企業はGDを課すのでしょうか?

 


面接の達人 バイブル版 

10代の頃、ぼくが憧れた就職活動のバイブル本。 面接で通る人と落ちる人の違いはどこにあるのか。面接マニュアルの決定版。面接だけでなく、自己分析・エントリーシート対策や、会社説明会・OBOG訪問で何をしなければいけないか、についても詳しく解説。

面接の達人2019 バイブル版 (MENTATSU)

 

 

企業がグループディスカッションを課す理由

ESと筆記試験の通過者たちに対して、1次面接にGDを課すのは、本当は1人1人を個別で面接したいけれど、そもそも多くの人数が受けていて全員を個人面接で見ることができないし、人事の側もそこまで大人数の人件費を割くことができない。

だから、より効率の良い選考をして、学生をふるいにかける。そこで最も効果的なのがGDというわけです。

一定レベルの協調性、論理性、コミュニケーション能力みたいなものを見ることができ、”通してはいけない人”を落とすにはとても効率の良い選考であるのは事実。

僕も実際、就活を通して多くのGDを経験しました。
本番もたくさん経験したし、それ以外でも企業の人事に見てもらう中での練習や、あるいは僕が3年生の時に1つ上の先輩方の就活支援というものをやっていた中で、たくさんのGDを外から見させてもらうこともしていた。

GDというのは大抵、1チーム、5〜6人です。時間は20分程度。
その1チームないし2チームを、1人の人事が見る。

大抵の学生は、こんな短時間で多くの学生を相手にしている中で、本当に学生の力を測ることができるのか、と思います。僕だって最初はそうでした。

でも、企業の人事は、恐ろしく見ている。

1回外に立って見る側に回ってみる経験をしてみてください。
ただでさえ企業の人事というのは百戦錬磨です。怖いくらいに、よく見えている。というのが実状です。

僕が内定をもらった企業の、最終面談の際に、自分自身の今までの選考のフィードバックをもらう機会がありました。
僕はその企業の1次面接で、GDをしていた。
そのときは確か、2人の人事が5人3チームくらいのグループを見ていたはず。

その中で、20分程度のディスカッションをして、3分程度のプレゼンをする、という内容でした。
そのときにフィードバックが、ものすごく細かった。もうね、半端ではないくらい、しっかりと見られていたんです。動作のひとつひとつや、雰囲気、グループへの貢献、自身の役割の徹底、等。

これは参ったと思いました。

きちんと見る人が見れば、GDはすごく効率の良い、そして質を担保した選考になります。
だからこそ、学生によっては通る人は何回受けても通るし、落ちる人は何社受けても落ちるんですね。

1人で通ろうとせずに、グループ全員で通過しようとする人が通る

1回でもGDを経験したことがある人ならわかりますが、みんな、みんなというのは9割以上の人が、自分のアピールをします。

自分の発言、自分の意見を主張し、それを通そうとする。

それ自体は悪いことではないけれど、それだけではGDは絶対に通らない。
なぜなら、GDの本質を考えたときに、企業側はどんな人を通したいと思っているか、ということなんです。

周りの意見に対して、頷くだけ頷いて聞いているふりをして、でも全く関係ない自分の主張をして、という人を通したいと思うかどうかということです。

一定度慣れは必要ですが、テクニック論は見破られる。面接というのはそれほど甘いものではない。

グループディスカッションでは、1人で通ろうとせずに、グループ全員で通過しようとする人が、通過します。

言い切りました。いまこの場にいるグループ全員で通過するためには、どうすればいいか。
全体を見ながら、それを考えることができる人が通ります。特に、レベルが上がればその節は強くなっていく。

例えば、業種業界によっては、GDの通過者をそのグループ内で決めることが求められたりもします。グループを見る人事の人も、もちろんついている。

でも、ディスカッションが終わった後に評価シートが配られて、このグループ内で通過すべき、自分以外の2人の名前と、その理由を書いてください。ということもあります。

コンサル業界では、
「では、この場で1人、通過者をグループ内で話し合って決めてください。」
と言われることもある。

そのときに、「えっ、自分たちで決めるんですか?」と思うのか、それとも「グループ全体の貢献度を考えたら、〜という点で、〜さんではないでしょうか」と言えるのかどうか、ということです。

一貫して共通しているのは、グループ全体のことを考えられているかどうかということ。テクニック論ではなく、スタンスの問題です。

結局は、スタンスが強い人が、企業には求められる。

スタンスは、すぐには変わらないものです。なぜならば、20年間の積み重ねだから。
すぐには変わらないけれど、より良いスタンスを身につけようという努力はできる。

それを始める瞬間は、気づいた「今」という時ではないでしょうか。
厳しい話ではありますが、愛を込めて。

ありがとう。

 

続きはこちら。



憧れの会社はある。志望動機はない。

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