働く経験は社会に出てすればいい。大学時代はひたすらに自分磨きをしよう

2019年1月20日大学時代

大学に入学当初は、多くの人が大学生活に対していろんな楽しみを描いています。

その中のひとつに”アルバイト”があるはず。

僕自身、約3年弱の塾講師をしていました。

ものすごくいい時間だった。

土日だけのアルバイトだったのですが、平日は毎日大学なりに通っているわけで、土日という空いた時間に塾に行き、生徒たちとリラックス出来る時間はすごく楽しかった。

大学時代にアルバイトをすることは、就職活動をする前で、初めて社会に触れる接点であることが多い。

接客をする、生徒に教える、スーパーの裏側を見れる。

など、多様な社会経験をすることができ、やり方次第では就活並みに多くのことを学ぶことができます。

そして何よりも、自分で自分のお金を稼ぐ、という感覚は、時間を持て余している、遊びたい盛りの大学生にとってはものすごく嬉しいもの。

やっぱり僕自身も、自分がそれまで培ってきたものを塾生に対して教えることができ、その対価としてお金をいただくことができるというのは、すごく嬉しかった。

と、アルバイトの良さみたいなものも十分踏まえた上で、大学生にアルバイトをすることについて、あえて否定する意見を書いてみたいと思います。

働く経験は社会に出てすればいい。大学時代はひたすらに自分磨きをしよう

僕がもう1度大学時代をやり直すならば、僕は絶対にアルバイトはしません。

大学時代の時間というのは、ものすごく、ものすごく貴重なものだから。

大学生の後輩たちに向けて伝えたいメッセージとしては、君たちは4年間という時間を買っているのだ、ということ。

君たちのご両親は、君たちを遊ばせるために、あるいはアルバイトをさせるために、授業料を払って大学に通わせてくれているわけではない、ということ。

これほどまでに、すべての時間を自分の時間として使える時期は、大学時代しかない。

何ものにも代えがたい時間が、大学時代の4年間です。

それほどまでに、4年間という時間は貴重です。

これは、大学時代が過ぎ去ってからしか、本当の意味でその価値には気づけない。

アルバイトというのは、時給で働くということです。

時給で働くということは、自分の時間を切り売りして、お金を手に入れるということ。

大学時代の時間は、最も貴重で価値あるもののはずなのに、その時間をなけなしのお金に変換するということが、いかに愚かなことであるか。

その重さは、過ぎ去ってからしか気づくことはできません。

もちろん、経験という財産を手に入れることも、もちろんできる。

だから時間を犠牲にするだけではない、という意見も分かります。

にもかかわらず、やっぱり僕は、時間を切り売りして得られた経験というのは、その時間をすべて自分の時間として費やして何かを勉強した、学んだ、気づいたという経験には敵わないと思うんです。

働く経験というのは、大学を卒業したらいくらでもできる。

それこそ、その後には40年も働く時期が待っているわけで。

本当に1つのことに没頭できる期間。

それが例えば勉強でも、本を読むでも、スポーツでも、なんでもいい。

もうこれ以上は大丈夫、と心の底から思えるほどに没頭してみる時間。

大学時代というのは、そういう期間なんですね。

ひたむきに自分磨きをした経験というのは、必ずあなたの財産になる。

もう1度、大学時代に戻りたい。

そんなことを言う社会人には、なりたくない。

だからこそ、いま、後悔のないように。熱中できるものに没頭しよう。